1月15日に公開された映画「極限挑戦~王家の財宝」。何とか興行収入1億元は超えました。
映画は10月上旬に雲南省で撮影されました。んじゃない人気バラエティの映画化という事でしたが、映画の詳細が明らかになるにつれ、ストーリーがしっかりと用意されていることがわかりました。
レイの撮影がいち早く終わり、誕生日会のために上海へ飛んでいったので、どういうスケジュール?と思っていましたが、映画見て納得。レイ出番少ないです。
でも極限挑戦が好きで、あの6人が好きなら十分楽しめると思いますし、やはり最後はグッとくると思います。あの最後のシーンは黄渤の簡単な一言ではありますが、6人のこれまでが詰まってる気がしました。映画としての質や内容はともかく、极限男人帮の大ファンにはたまらない作品には違いありません。
上海まで観に行って、旅行初日の朝スマホ壊しましたが、無事に映画館に辿り着き観れて良かった。
前置き大分長くなりましたが、ネタバレに入っていこうと思います。
作品情報
題名:极限挑战大电影 极限挑战之皇家宝藏
英題: Go Fighting!Royal Treasure
監督:厳敏、任静
公開日:2016年1月15日
あらすじとネタバレ
場所は雲南省腾冲。
古装で極限挑戦の撮影をするメンバーたち。
嵐がやって来そうな天気の中、鷹型の凧を上げるシーンを撮影していると紅雷さんに雷が当たってしまいます。すかさず駆け寄るメンバーたち。すると6人揃って消えてしまいました。
雷に打たれた6人、気付くとそこは先ほどまで撮影していた場所?
しかし突然矢を放たれ襲撃されてしまいます。6人は命からがら逃げていきます。
王宮では、不老不死の薬が皇帝の前に出されていました。
そこにたどり着いた6人。
そこには1人の白花公主という姫が。鷹型の凧はタイムスリップの道具で、彼女が6人を呼び寄せたと言うのです。
6人はここで1662年に来てしまったのだと理解します。(何故かスマホ使える?)
皇帝の前に連れて来られた6人、実はこの皇帝は雲南まで逃げてきた明朝の皇帝でした。
付き人を誰にするかでひと悶着。
皇帝は姫が選んだ1人を護国大将軍に任命するというのです。
妻がいるとか、一夫多妻OK?とか、許嫁がいるとか、会社が許さないとかいろいろ言い出すメンバーたち。
そこで皇帝は「聖火令」という皇帝の宝の鍵となる札を6人に授けると言います。
王迅がその晩の姫の付き人になることになりますが、振り向いたら他の5人はもういません。
焦る王迅がお尻に刺さっていた矢をぶん投げたら、なんと皇帝の口にインしてしまい皇帝あっさり崩御。
再び凧を使って現代に戻ろうとする5人に何とか追いつき現代へ帰還。
ロケをしていた場所に戻ってきた6人、GFの横断幕を見つけて一安心。
そこにレイPDがやってきますが、冷たくあしらわれる6人。なんと6人は本当の名前や身分を失ってしまっていたのでした。
皇帝を殺害してしまい、歴史が変わってしまったがために6人は「黒戸(身分のない人間)」になってしまったのです。
ちなみに6人の名前が変わった設定になっています。
黄渤→黄铁牛、羅志祥→罗白云、王迅→王黑土といったダサい具合に。
けれどタイムスリップ先で皇帝から貰った聖火令は残っています。これがあるという事は、あの時代で聞いたお宝の話も本当のハズ。「GFメンバーがいて、お金があれば怖いものなんてない!」という事でお宝探しへ!
山に入っていく6人、途中で露天風呂に入っている一団を見つけ、古装から彼らの来ていた服に着替えます。紅雷は黄渤にスボン破られてます(笑)
着替えを済ませて森を進んでいくと6人を待つ男が。
この男、自分は財宝を守る保龍一族の金毛獅王で、先祖代々400年前からずっと6人を待っていたと言うのです。
(保龍一族の名前は倚天屠龍記という中国小説の明教の四大護教法王の名前から来ています。聖火令もこの小説に出てくるもの。)
そして皇帝の財宝を手に入れられるのは1人だけ、これから5つの勝負があるが、敗者は聖火令を差し出し宝を手にする権利を失います。
古銭のネックレスをそれぞれ数本ターザンロープで河を渡り手に入れます。
このゲームは三精三傻に分かれての戦います。各チームから集めた古銭が金銀それぞれの箱に入っています。
1人が自分のチームの箱から1本古銭を持ってくるか、そのまま何も持たないかの選択をします。
もう一方のチームは橋の上で、相手が古銭を持っているかチェックします。
見事持っていれば古銭はチェックした側のもの、持っていなければ古銭を差し出さなければなりません。
持っていないと判断し、そのまま通すことも可能。その場合古銭を持っていればそのまま手に入れることが出来ます。
最後古銭が一番少なかったメンバーの負けです。
なんと好調なのは3バカチーム!ぼろ負けの三精。
最後ルオとの勝負に勝ったレイ、もう3バカとは言わせません!
と喜ぶのも束の間、レイは金銀両方の箱から古銭を取ってくるというルール違反をしていたのでした…
よってレイの負け、札を取られてしまいます。
次は風雨橋で紫衫龍王を目指せと言われます。
夜になり、いかにも怪しい宿に入る6人、しかし黄磊は外にいます。
ゴロゴロしながら話をする5人、大兄貴はもう寝てしまっています。
そこでレイが天猫(GFのメインスポンサーで通販サイト)が使える事に気付き、注文をし、眠りにつく5人…すると深夜レイのスマホに「地下室に荷物を届けた」という通知が。
随分早く来るもんだなぁと思いながらも、地下室へ向かいます。黄磊は外で相変わらず考え事をしているようでした。
地下室に下りていくと天猫の箱が届いていましたが、そこで何かを見てしまうレイ…
外では黄磊が黄渤を呼びます。外で話をする2人、「そういえばレイは?」と地下室へ向かうとそこにはレイの服(パンツ含め)が入った天猫の箱・・・姿を消してしまったレイ…一体どこへ?
翌日保龍一族の馬車に揺られながら道を進む5人…「艺兴は〜?」と心配ですが先に進みます。
風雨橋に辿り着くと道端に石市場、そして小太りの男。
次のボス・紫衫龍王に会うには宝が必要だと言います。
前日のゲームで手に入れた銭で一番いい石を買い龍王に献上せよとの事です。価値のない石を買ってしまった人は聖火令を差し出さなければなりません。
石の鑑定をする紫衫龍王はやっぱりあの小太りでした。
王迅以外の4人が先に通され、渓流を下り、洞窟の青翼蝠王の元へ向かうよう指示されます。
後から先を行く4人に追いつく王迅。負けてしまった王迅は聖火令を奪われてしまいましたが、静止を振り切って4人に追い付いてきたのでした。
そして1人ずつボートに乗って渓流下りに挑戦!
すると最後の王迅が前歯を残して消えてしまいます…一体どこへ?
消えてしまった王迅を気にしつつも先を進む3人は洞窟にたどり着きます。
洞窟には怪しい髪チリチリの男・青翼蝠王が待受けていました。
大分シリアスになってきましたが、蝠王の髪型をいじる大兄貴(笑)
4人の内1人は永遠にこの洞窟から出られないと男は言います。
これまでとは明らかに違う雰囲気…
3つ目のゲームは投票戦。金=はい、銀=いいえを表し、4人のうち1人だけ回答が違えばその1人の勝利、勝者は2人を選んで次に進むことが出来ます。勝者が決まらなければ4人とも洞窟から出る事はできません。
問題は「金のために仲間を裏切れるか」。
黄磊が金を投票すると見せかけて、黄渤が金色の棒を入れていました。黄渤は2人を選んで洞窟から出て梯田の白眉鷹王を目指せと指示されます。黄渤に疑念を抱く紅雷。しかしこれは双黄の作戦でした。
黄磊は小猪と紅雷は仲間を裏切ることが出来ないが、黄渤なら出来る、自分は金を投票するとあらかじめ言っていたのでした。
チリチリ男と1人対峙する黄磊…
「札を奪われれば2人と同じように消えるんだろ」と黄磊は炎の中に札を投げ入れますが、チリチリ男は一瞬で炎を消し去り札を奪っていきました。
炎に包まれる黄磊…
梯田にいるという白眉鷹王を目指し先を進んだ3人がたどり着いた先には、やぐらと気球が。
そこには1人の爺さんが待受けていました。この爺さんこそ白眉鷹王。
爺さんは「気球に乗って光明坂に行くとそこに宝があるが、気球に乗れるのは2人だけ。」だと言います。
やぐらに1人ずつ上がってくるように言われ、まず黄渤から向かいます。
爺さんが差し出してきたのはピストル。弾を1発装填し、こめかみに当てて打ち、空砲であれば1発装填してやぐらを降りろ、というのです。
ロシアンルーレットのようですが、1発ずつ増えていくので最終的には3人の内1人が死にます。
残った2人が気球に乗って宝がある光明坂へ向かう事ができます。
(※最初に黄渤がやぐらに登っている間に、下で2人は「渤哥」と鳥の鳴き声のまねみたいなのをしてふざけていますが、これ意外とラストで大事なシーンです。)
気球に乗って先に進んだのは紅雷と黄渤。気球からは突っ伏している小猪が見えます。
2人がたどり着いた先には、これまでの出て来た保龍一族の4人と謎の傘をさす一団。
その一番奥にいたのは笠を被った女性。
笠女の前には4つのカップが並んでいます。4つのカップの内3つは毒の入った酒だと言います。2人とも毒酒飲んでしまうのか、それとも1人は生き残るのか…
この不思議な笠女、2つの人格があるようで1人は真実を、1人は嘘を言うそう。正面の白い布の方は優しい口調ですが、後ろを向いた時の黒い布の方は強い口調です。
1人2回(黒白1回ずつ)女に質問することができ、その答えから毒の入っていない酒を選べというのです。
紅雷から質問を始めます。白笠に「俺は男か?」と聞くと「男ではない」と答えます。この事から、白笠は嘘を、黒笠は真実を言うと見抜きます。黄渤にその事を伝え、黄渤の質問で毒の入っていない酒は分かりました。
黄渤は、笠女に「勝ち残ったその1人は5人の兄弟を取り戻すことができるのか」と聞きます。白い笠女は「ないだろう、難しいし、誰も試した事がない」と答えました。
さて、問題は毒酒をどちらが飲むか。
紅雷は黄渤に「お前が飲め」と言っていましたが、毒なしを選ぶ振りをして毒酒を飲み干しました。最後に「俺たち2人誰どちらが一番かっこいいか」と聞き、黄渤が「あんただよ…」と言うのを聞いて倒れる紅雷…
最後に残った黄渤、笠女はタイムスリップ先で会った姫でした。彼女は不老不死の薬を食べ、6人へ探すために生き永らえていたのでした。
姫は、6つの聖火令を集め父である皇帝を蘇らせる、そして山も宝も自分も全て黄渤のものだと言います。
それでも5人を取り戻す方法はないのかと姫に聞く黄渤。姫は「三精でしょ、難しい事があるの?」と言います。「それは何か方法があるということだろ?」
1人1人の聖火令をおもむろに拾い集める黄渤…
「焚我残躯 以救世人」という言葉を言う黄渤。(これも先に述べた倚天屠龍記に登場する明教の教え。「自分の身を焼き人を助ける」の意。)
黄渤は「山も財宝も美女も自分のものっていうのも魅力的だが、5人のバカ兄弟に比べれば少し価値がない、あいつらがいなければ宝の意味もない」と聖火令を1つずつ火口に投げ込みます。最後は自分も飛び込み、火山大噴火!
(これは嘘を答える白笠がゲーム中に「5人を助ける方法が無い」と答えたのを根拠に飛び込んだ。飛び込む前にそのシーンが回想で出てくるし。)
最初の凧揚げロケの現場に場面が戻ります。
「极限挑战250期 极限男人帮5人组」と監督が呼んでいます…5人組?
小猪と紅雷は鳥の鳴きまねみたいなの(※)をしてまたふざけています。何か欠けているような気がすると思いながらもそのまま撮影に戻ってしまいます。
その横を通り過ぎる百姓は黄渤!
黄渤は5人を救い復活させる代わりに自分だけ身分のない人間になったのでした。しかも5人は黄渤の記憶を失っている…
「一群神经病(あのバカども)」と黄渤が最後に呟く。
…という内容でした。
映画観てから予告を見ると良いシーンばかり…涙
映画版はやはり金庸の小説「倚天屠龍記」に登場する明教のモチーフが多いですね。