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岩井俊二監督映画「你好、之華」あらすじ

11月9日に公開された岩井俊二監督映画「你好、之華」、本作は岩井監督が初めて本格的な中国映画のメガホンをとったことで話題になりました。プロデューサーは「ラヴソング」のピーター・チャン(陳可辛)。原作は岩井監督自身の小説「Last Letter」。日本でも2020年に松たか子、神木隆之介ら出演で映画が公開となります。中国版のキャストは公開直前まで全貌が明かされておりませんでしたが、発表後、周迅、秦昊、張子楓、胡歌などそうそうたる俳優陣が出演していることが分かりました。

11月に台湾で授賞式が開催された第55回金馬奨にも複数部門にノミネートされ、高い評価を得ています。

主題歌「様子」は主演の周迅が歌唱を担当。実に4年ぶりにその歌声を披露したそう。ちょっと低めの特徴的な声が何とも言えない哀愁を帯びていて、心に染みわたるような楽曲に仕上がっています。岩井俊二監督とピーター・チャンプロデューサーも、それぞれピアノとギターでMVに登場しています。ちなみに、歌詞は台湾の人気バンド蘇打緑(ソーダグリーン)のボーカル呉青峰。


作品情報

タイトル:你好,之华(你好、之華)
英題:Last Letter
監督:岩井俊二
公開日:2018年11月9日

登場人物

袁之華:周迅
原作の岸野部裕里。
亡くなった姉・之南の替わりに同窓会に出席し、高校時代に思いを寄せていた尹川と再会し、之南として手紙を出すようになる。

袁之華(回想)、周颯然:張子楓 
之華の回想と、娘の周颯然(原作の岸野部颯香)を演じたのは、張子楓。
第55回金馬奨助演女優賞にノミネートされた実力派。
尹川に思いを寄せる高校時代の之華を好演。

袁之南(回想)、袁睦睦:鄭恩熙
袁之南は原作の遠野美咲、袁睦睦はその娘(遠野鮎美)。
之南は作品中では故人のため、回想のみの登場。高校時代に伊川と出逢い、大学時代に結ばれる。しかし、張超と結婚してしまう。
睦睦は母を亡くし、祖父母の家に身を寄せている。

尹川:秦昊
原作の乙坂鏡史郎。売れない小説家。
高校時代、之南・之華姉妹の学校に転校してきた。

周文濤:杜江
之華の夫。神経質なタイプで、妻の微信の通知で「ずっと君が好きだった」というメッセージをみて、之華とけんかするものの、翌日には何もなかったかのようにふるまう。しかし、之華に小さな嫌がらせをする。
日本版では夫役を庵野秀明監督が演じるそう。

張超:胡歌
之南の夫。伊川から之南を奪った男。暴力も振るうどうしようもない男。

あらすじ

亡くなった姉の袁之南宛に届いた同窓会の招待状。妹の之華は、姉の替わりに同窓会に参加する。すると、高校時代に憧れていた尹川に出逢う。過ぎ去りし日々の記憶が蘇り…

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