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ドラマ『老九門』第9~12集あらすじ

第9集

新月飯店のオークションに参加するには、招待状が必要だという。佛爺、二爺、八爺、九爺の4人は彭三鞭という人物から北京に向かう列車の中でトンネルを通るに隙に招待状を奪う事を画策する。八爺が占い師として車両内を偵察し、招待状の在り処を突き止め、二爺が相手に近づき物を奪うという作戦。佛爺は行動が上手くいかなかった時に彭三鞭を殺害するため、離れて待機することに。

一方、張副官は拘留した陳皮に日本人の薬には効果がない事を告げる。それでも苦痛を和らげることが出来るだけ価値があると言う陳皮に副官は佛爺と二爺が丫頭の病を治す薬を手に入れに行ったと教え、どこで日本人と接触したかを聞き出す。
当日、別々に列車に乗り込む佛爺、二爺、八爺。八爺は占いをする振りをして彭三鞭の個室に突入し、彼の胸元に目当ての招待状がある事を確認、ジェスチャーで佛爺にその事を伝え、トンネル通過に合せ二爺は行動に出る。トランクの中から招待状を奪ったその時に彭三鞭に気付かれてしまい佛爺と二爺は敵の襲撃を受けるが次のトンネルの闇に乗じ姿を消し、丫頭の待つ客室へと戻った3人。なんと3人はすれ違う列車に乗り移っていたのだった。

陳皮から聞き出した日本人のがいるというアメリカ連合会長沙会へ向かう張副官一行だが、アメリカの領土と同じであると門前払いをくらう。しかし塀を乗り越え単身侵入した副官は裘德考と対面する。陳皮にモルヒネを渡したのは丫頭を救う方法はなく苦痛を和らげて逝かせてやるのがいいと思ったからだと言う裘德考。軍の専売であるモルヒネを手に入れた方法を問い詰めると電話が鳴る。それは宋玉明長官からで、裘德考にモルヒネを売ったのは自分であるから撤退せよとの命令が下る。その場は下がった張副官だったが裏の納屋に放火する。消火が済むまで佛爺邸でかくまうという名目で、張副官は裘德考と田中凉子を連行する。佛邸では中国料理を食べたことがないと言う2人に中国式のもてなしをするが、外国人の口には当然合わない。食べ終わったら開放するという副官。その間に屋敷にいた日本人たちは消されてしまう。裘德考は田中に佛邸を調査するように命じる。
一方、北平駅では男装の若い女性が澎三鞭を待っていた。

第10集

北平駅で澎三鞭の到着を待つ新月飯店の一行。男装をした少女がいるが、どうやら彭三鞭は彼女の婚約者らしい様子。 そこに澎三鞭と名乗る佛爺と八爺が到着する。新月飯店に到着した2人は早速部屋に通される。一方、二爺と丫頭も北平のホテルに到着していた。佛爺は二爺に別行動をし丫頭と共にいるように諭していたのだった。丫頭の髪を梳かす二爺は彼女の髪の毛が大量に抜けるのを見てしまい、髪を切るように提案する。

陸長官の元に、佛爺が訪ねても面会謝絶となっている事、佛爺が数日前に日本人と通じていた罪で陳皮を拘留した事、陳皮と佛爺の関係といった情報が上がってくる。

新月飯店には各界の著名人がオークションのために集ま陸長官は陳皮に面会しに行き、彼を連行してしまう。っていた。カジノを楽しむ面々の中に先程2人をホテルまで送った小新がいた。その後ろに待機している緑のコートの女性たちが並々ならぬ聴力を持っていると推測する佛爺。すると佛爺が彭三鞭になりすましているという話も聞こえていたことになる。長沙語で会話することにする2人。ホテルは3階まであるが、階段には毒針が仕込まれた棍棒を持った警備員、佛爺は3階に出品用の宝が隠されていると推測する。

オークション開幕の朝、八爺は他の客に席で京劇のリクエストができると聞いたことがあるかと話を持ち掛ける。最初の京劇の演目を頼んだ者は名誉ある富豪の称号を手に入れられる、穆柯寨という演目を頼むのが良いと他の客にも聞こえるように話をする八爺。
部屋で京劇の歌詞の書きおこしをする佛爺。

第11集

部屋で京劇の書き起こしと靴底に何やら加工を施す佛爺と八爺。いよいよ京劇のリクエストとなった時、朝の八爺の話を聞いていた双子の美人姉妹を連れた軍人の松仁は穆柯寨をリクエストし採用される。劇中に行動を開始する佛爺。京劇の最中の音であれば緑の女性たちの聴力でも聴き取れないだろうと推測した佛爺は劇中に階段を突破し上階へと侵入する。上階にいた小新は佛爺の事を目撃してしまうが、佛爺に好意を抱いている様子の彼女は自分を探しに来たのではないかと着替え始める。

佛爺はオークション品が保管されている部屋に辿り着く。自分に会いに来たと勘違いしている小新はレコードを大音量でかけ佛爺に知らせようとするが、その音を聴いて怪しんだ飯店の者たちが様子を見に上階に上がってきてしまう。
小新も保管部屋が開いているのを見つけ、佛爺と鉢合わせしてしまう。警備員たちが上がってきてしまうが、小新の命令で下げられる。正直に薬を探していることを告げる佛爺だが、小新は新月飯店の規定では、薬を手に入れるには翌日のオークションで競り落とすか、自身と一緒に埋葬するかどちらかしかないと言う。小新は部下に彭三鞭とその連れを見張るように命じた。

佛爺は、保管室には薬がない事、見つかってしまった事、その小新と名乗るタクシー運転手が女性で新月飯店の娘と思われる事を八爺に告げる。結局、盗むのは難しいためオークションで競り落とすことにする。その上、日本人も薬を手に入れに来ていると言う。八爺が偵察に行くと、日本人のバックには大商会がついており、資金も潤沢である様子。佛爺はすぐに副官に各家の屋敷内の財宝を売り払い、金を工面するように命じた。
いよいよ始まるオークション。隣には清朝の金持ち、向かいには日本商会の会長、斜め向かいにはつい立で姿が見えない謎人物がいた。
外には本物の彭三鞭が到着し、中にいるのは偽物だと騒いでいた。

第12集

本物の彭三鞭は一先ずホテル内に通される。支配人の親戚だと現れた小新は支配人に話をすると彭三鞭に伝えるも、部下に彼を軟禁するように命じる。
第1部のオークションは順調に終了、斜め向かいの謎の人物はアメリカ連合長沙会の裘德考であった。
第2部のオークションが始まろうとするが、第2部は3つの物品が出品され、尚且つ新月飯店の尹新月と彭三鞭の婚約を祝う意味もあると発表される。ここで初めて尹新月と彭三鞭が婚約関係にあることを知る2人。第2部で出品されるのは薬草3種、オークション後すぐに引き渡しが行われると言う。しかしどの品が何番目かは伏せられたままオークションが行われると言う。
1つ目の品の価格が上がってきた所で日本商会が「天灯」に明かりつけるよう要求する。天灯をつけるという事は、その天灯の人物がその回の物品が何であろうとどんな価格であろうと競り落とすと言う意味である。佛爺も3種の薬草を全て競り落とすため天灯を点ける。見事1つ目の物品を競り落とした佛爺。

一方、本物の彭三鞭はホテルの一室に通され待機させされる。
2つ目の品のオークションが始まると、こちらも日本商会が天灯をつける。続いて天灯をつける佛爺、こちらも競り落とすことに成功するが、すでに保証金の限度額に到達しており、限度額引き上げが出来なければ参加資格を失うと通告されてしまう。そこで九爺に連絡を取るように八爺に命じ、佛爺は30分間の休憩時間を設けるように主催者に依頼する。
向かいの日本人が3つ目の品を諦めるように持ち掛けてくるが、当然断る佛爺。日本人に対する強気な姿勢に拍手が沸き起こる。
九爺は金の工面に成功したようだが、3つ目の物品で天灯を点けるほどはないという。九爺は日本商業観察会の木村と言う人物にすぐ手紙を届けるように部下に命じる。
30分が経ちオークションが再開されようとしていた所に隣の清朝の末裔と思しき人物が佛爺に大金を渡し、佛爺は早速天灯を着ける。一方、日本商会会長の元には日本総商会が資金提供を停止したと電報が入っていた。九爺の作戦が成功したのだった。

見事、薬草を競り落とした佛爺であったが、薬草はホテルを出る時に引き渡すと言われる。当初の言い分との相違に身分がバレたのではないかと心配する八爺。そこに部屋を脱出した本物の澎三鞭が乱入してくる。偽の身分で競り落としたとなると薬を手に入れる事はできず、同じく点灯をした日本商会のものになると言う。どちらも譲らない様子を見て、尹新月は目隠しをしての鞭での対決で決着を着けるように促す。八爺は目隠しに穴を開け佛爺に渡し、耳を頼りにしている様子の彭三鞭を妨害するように大声で会話をする。その隙に攻撃を仕掛ける佛爺だが?!

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