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ドラマ『老九門』第21~24集あらすじ

第21集

陳皮の見舞いにやって来たと言う陸建勛、師匠である二月紅の鉄弾ではなく九爪鉤を操る陳皮の武術を褒めたたえるかと思いきや挑発する陸建勛に対し、鉄弾を見せつける陳皮。陸建勛は陳皮に銃を向け一触即発の事態になるが、陸建勛は銃を収めその場を去る。

佛爺一行は大量の棺が置かれた空間に辿り着き調査を始めていた。

陸建勛は陳皮の力を警戒していた。師匠である二月紅をも裏切ろうとしている陳皮が心から自分に協力することはあり得ないと理解している陸建勛は「張啟山を倒す」という共通の目的で陳皮を利用することにするが、部下には陳皮の鉄弾より早く銃を撃てるように訓練を命じる。
陳皮も張啟山を倒すために陸建勛を利用するつもりであった。張啟山を倒すことができれば陸建勛も倒すことが出来ると踏んでいる陳皮は、復讐のためにも忍耐を決意する。

棺は日本人が掘り起こし保管していただけだと言う佛爺。行き止まりだと言う副官に壁を掘り道を作るよう命じる。地図にある赤い×の地点は危険だと言う八爺に、ここまで来て諦める訳にはいかないと告げる佛爺。

霍三娘の元には陳皮が四爺を殺害したとの知らせが入る。陳皮と陸建勛を幇助するような提言をした霍三娘に疑問を抱く使用人に、そうしなければ死んでいたのは自分だと言う霍三娘。張啟山を倒すという同じ目的を持っている3人。

先を進む佛爺一行の目の前には怪しげな骸骨や前回鉱山に来た時に聴いたものと似ている歌が聴こえてくる。一旦天井に登り様子を覗っていると謎の老人が現れる。目も見えず耳も聞こえない様子の老人は鈴を置いて逃げ去ってしまう。老人は鉱山工で目は日本人にやられたのだろうと推測する佛爺たち。老人を見つけると、二爺は老人が歌っている歌は二爺家に伝わるものだと言う。奥へ進んで行く老人に付いて行く一行。

一方、陸建勛、霍三娘、陳皮の3人は張啟山を倒すという目的のため協力し合う事を確認していた。

老人の寝床に辿り着いた佛爺一行、その晩はその場で休むことにする。二爺は寝床に家紋を見つけ先代たちに思いを馳せる。休んでいると鈴の音が聴こえ、警戒する一同に「ここにいれば安心だ」と言う老人。佛爺は「長沙の民を守るため、日本人の陰謀を暴くためにも過去の出来事を話してほしい」と老人に言うと、老人は自身が15歳の頃鉱山で働いていた話をし始める。老人は当時、二爺の祖先である二当家に助けられた事があり二当家から「鉱山から出たら老九門の者に自分はどこかへ行ったと伝えるように」と言われていたのだった。京劇の歌はその時に二当家から教えられたものであった。二当家は日本人を巻き込み自決する心づもりであった。「日本人たちは本当に何かを見つけたのか」と聞く佛爺に、老人は墓室に辿り着いていたことを告げる。

第22集

二当家は日本人の視察が入った時に鉱山内を爆破しそのまま姿を消した。憤慨した日本人は鉱山工たちを捕らえ処刑してしまう。老人は音が聞こえた時にそれを日本人に知らせる役目を負わされ目を潰されたのであった。老人は日本人に殺されそうになったところを鉱山の奥まで逃げ生き延びていた。老人は佛爺たちを案内することを決意する。

陸建勛、霍三娘、陳皮のもとには裘德考がやって来ていた。裘德考は霍三娘になぜ張啟山が九門の頭となり得たのか聞く。張啟山は山奥の大きな大仏を不可思議な運搬術を使い一晩で屋敷まで持ち帰って来た事で名声を得、張大佛爺と呼ばれるに至ったのであった。

佛爺一行はカツラを被り、老人の案内で更に奥へと進んで行く。毒髪だらけの道を抜けた所で老人が毒髪に侵され命を落としてしまう。

裘德考は張啟山が不可思議な術を使い九門の頭となり得たのは長沙の民の心を惑わすことができたからだと言う。長沙外からやって来た無名の若者が一夜にしてその名を長沙内に響かせ、更に何人かの悪党を捕まえ軍の力を得たことで九門も張啟山に服するを得なかったのだと言う霍三娘。軍の面は陸建勛、九門内は霍三娘、陳皮の力を使い張啟山を倒そうと話す裘德考。

老人の供養をする一行に対し、老人の境遇に責任を感じている二爺。老人が亡くなった後は地図を頼りに進む。首に違和感を感じている様子の佛爺だが八爺には「大丈夫」だと告げる。

裘德考が霍三娘に髪の毛を見せると、霍三娘は異常な反応を見せた。霍三娘は佛爺らが鉱山に入った後、自分たちも鉱山に入っていたのだった。危険な鉱山で佛爺が負傷すれば、権威も無くなるだろうと言う陳皮。裘德考と陸建勛は日を改め八爺の香堂を訪ねることにする。

佛爺一行は道を塞いでいる岩を取り除いていく。「形式が違ういくつもの罠に遭遇するのはどういう事か」と聞く副官に「長年累積されてきたもの、毒髪は日本人の秘密実験と関係がある」という佛爺。二爺を慰める八爺に、二爺は自分が大切に思う人は皆去っていくと吐露する。岩を取り除き進んで行くと巨大な門と列車内の死体と同じようなうつ伏せの白骨体を見つける。門は墓の入口の可能性が高いと言う二爺、門には「この門をくぐる者は一切の希望を捨てよ」と刻まれていた。不吉だと言う八爺の言葉など聞かず、佛爺は門を開ける。

裘德考は陸建勛に今回佛爺に同行している兵の資料を要求する。兵から今回の探検の状況を聞き出し、そこから佛爺の名声を汚す作戦。

門の中はなじみ深い様な空間が広がっていた。佛爺は油断しないようにと警告する。二爺も二当家たちが27日間閉じ込められた話をする。分岐路にやって来た一行、鋼糸球から出る糸を引きながら佛爺、二爺、八爺はそれぞれ別の道へと入っていく。

一方、八爺の香堂へやってきた裘德考と陸建勛……

第23集

八爺は表向きは骨董商売をしているのだが実際は当たると評判の占いをしているために店は繁盛しているのだと説明する裘德考。使用人に八爺がいる時に改めると伝え、香堂を去る2人。

一方、八爺は通路を抜け謎の空間へと出てきていた。占いで活路を見出そうとする八爺。64の洞穴は世界の循環を表し普通の人間がその輪から抜け出すのは難しいと推測する八爺。

裘德考が長沙に来た当初、九門の情報を集めていた時八爺の興味深い話が多かったと言う。ある客が堂内の骨董ではなく香炉を買いたいと言ってきた時の話をする裘德考。
八爺は骨董以外は売らないと使用人の小満に申し付けたが、小満は金を自分の物にするために勝手に香炉を売ってしまった。八爺はその事に気付き、神霊や祖先を怒らせた小満には因果応報があると激怒してしまう。八爺は近いうち農村に集金に行く小満に、集金した金は箱の底にしまい、金が入っていた袋は身に付けているように言う。
小満のその時の集金時に賊に襲撃され、銭袋は奪われたが箱の金は奪われることはなかった。後日強盗が逮捕されると、実は香炉を買った男は農民の1人だったことが分かった。その年は不作で金がなく、集金に目を付けたのだという。
話を聞いた陸建勛は大した兵力もない八爺がなぜ佛爺と共に墓へと向かったの疑問を抱くが、裘德考は八爺が長沙に来た当初、佛爺に命を助けてもらった話をする。裘德考は陸建勛に二爺家の見張りの状況について聞くが、陸建勛は公務が忙しいとその場を去る。

物音が聴こえた八爺は洞穴に問いかけをしてみるが特に返答はない。すっかり怯えてしまった八爺。
二爺は大量の鏡が壁に刺さった道を抜けていくが、鏡の影響か丫頭の顔が浮かぶ…
道を抜けると二爺も広い空間に辿り着くが、たくさんの洞穴を前に引き返すことにするが、入った道には鏡がなく、また別の空間に出てしまう。引き返そうとしてもどうやら洞穴が変化していることに気付く二爺。鉄弾を目印に残し別の洞穴に入るとまた新しい空間に辿り着く。「誰かいるか」と叫ぶと山彦のように声が戻って来た。それの音を手がかりに出口を探ろうとするが見つからない。

二爺の紅府の見張りは、陳皮の言う通り屋敷内には誰もいない事を陸建勛の部下に報告する。陸建勛は二爺たちが墓から戻ってきたら罪を着せ逮捕するように計画する。
陳皮は楼閣の女たちに大金を払い、陳という佛爺の部下が来たら自分の替わりにしてほしい事がある、やり遂げれば倍の報酬を払うと告げる。

佛爺も来た道とは別の道を進んでいた。佛爺は壁を破り進んで行くが首にやはり違和感を感じる。すると鏡の通路に辿り着いた佛爺。鏡に惑わされそうになる佛爺は先を急ごうとするが、足元の糸に触れてしまう。

第24集

罠に掛かってしまった佛爺に大量の鏡が襲い掛かり負傷してしまう。来た道を戻ると首の違和感がひどくなっていた。ナイフで首元を抉り取ると毒髪に侵されていたのであった。

紅府にも見張りを付け、楼閣にも手をまわした今、張啟山が戻れば一網打尽だと言う陳皮。裘德考は解九爺が難敵であると陳皮に言い、陳皮に新月飯店のオークションで最も貴重な品だと言う唐代の玉仏像で新月飯店に打撃を与えるように指示する。

広い空間に辿り着いた佛爺は怯える八爺を見つける。八爺は佛爺に脱出するためには二爺を見つけることだと言うが、その言葉に「怪我をしていなければ今すぐお前を撃ち殺す」と苛立ちを隠せない。八爺に新月の事を言われ、新月の事を思い出す佛爺。

彷徨う二爺の前には自身の幻想が現れる。幻想は「丫頭が死んだのに何故お前は生きているのだ」と問いかける。二爺は幻想に「お前は何者だ」というと狼狽する。丫頭を想い、自分を許すことが出来ず涙する二爺。すると壁に二家の紋章を見つける。二当家が遺した図面を見て考えを巡らす二爺。道は必ずあると鉄弾を各通路に飛ばし、その音から墓の出口を見出す。そして、佛爺と八爺の元には二爺が現れる。二爺が鉄弾を使い出口を見つけるが、佛爺は日本人が手に入れたいと思っているものを手に入れるまでは墓を去れないと2人だけを帰そうとする。二爺は長沙の民を抱える佛爺に何かあれば自分は一生の罪を背負うことになると自分が墓の奥へ進むことにする。2時間たっても自分が戻らなければ鉱山を去るように告げ洞穴へと進んで行く二爺。佛爺たちは二爺が出てくるまで待つことにする。

新月はある場所を訪ねていた。部屋に通された新月は使用人を先に帰す。部屋にいたのは新月の父であった。

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