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ドラマ『老九門』第29~32集あらすじ

第29集

新月は莫測と部下に命じ佛爺を長沙から離れた場所に送ることにしたが、陳皮が来ると睨んだ新月は時間稼ぎのために長沙に残ることを決意していたのだった。陳皮の部下たちが邸内を探してもすでに佛爺の姿はなかった。

佛爺が消えた報告を受けた陸建勛は憤慨。新月が張啟山を連れて北平に戻ったのだ睨み、彼らを追うように命じると同時に、当日中に鉱山に入るため霍三娘に連絡を取るように命じる。
陸建勛が鉱山に到着すると、霍三娘は二月紅を連れてやって来た。二月紅を先頭に鉱山へと入っていく一行、すると二月紅は何か音が聞こえる、どんどん近づいてくると言い始める。霍三娘も同調し、陸長官の部下たちに灯りを消すように言う。陸長官が再び灯りを点けると、二月紅と霍三娘の姿はなかった。霍三娘は二月紅を張副官に引き渡していた。

陳皮の元に霍三娘と陸長官が二月紅を連れて墓へと向かったが、二月紅が消えたという報告が入る。陳皮は二月紅を捕まえるように命じる。

待っていた八爺の元に副官が二爺を連れて戻ってきた。八爺は、陸建勛が二爺を連れて墓に向かう、そしてその時霍三娘 が二爺を逃がすと睨み、副官に二爺を迎えに行くように申し付けていたのだった。陸建勛が権力を強める中、佛爺が戻りさえすれば再び勢力を取り戻すことができると話し合う3人。新月は落ち着いたら居場所を教えると副官に伝えていたが未だに知らせはない。八爺の占いで佛爺の居場所を探し出すことにする。二爺も付いて行くと言うが、八爺は病が治ったら追ってくるようにとなだめる。
厳戒態勢をかいくぐるため、八爺と副官は乞食に扮して長沙城を抜け出していた。乞食たちに佛爺の事を聞くと、佛爺と思しき車は白橋寨の方向へ向かったと言う。
白橋寨の村にやって来た2人だが、店も宿にも門前払いされていた。空き家で休んでいると昼に諍いを起こしていた小太りの男が現れる。小太りによると、多くの漢人が村に逃げ込み侵略略奪を繰り返したため白喬寨の族人は排外的になっているという。佛爺については聞いたことはあるが居場所は知らないという。小太りは2人に白喬寨の漢人をまとめている首領の存在を教える。

一方、莫測は佛爺の体温を測るが異常はない。依然として昏睡状態の佛爺…

八爺と副官は漢人の首領のもとを訪ねていた。副官が弓の記述を見せつけ、2人は潜入に成功する。小太りから佛爺の居場所に関する情報を聞くが、新月が故意にばら撒いた北、東、南の場所の噂が流れておりハッキリとしない。八爺は西へと向かうことに決める。

夜、首領はある人物に「明日の事は心配しないように」と報告をしていた。
翌日、首領に連れられ一行が向かったのは護法のもとであった。小太りによると守衛は白喬寨の大土司(地域または民族の知事職)の叔父だが関係は良くないと言う。亡くなった大土司の夫も護法が殺したらしく、漢人たちは死人谷に棺を運ぶために集められたのだった。死人谷は不吉な場所であるという。そこに大土司が現れる。

第30集

棺担ぎの選出は本来大土司がするはずで族内から選ぶはずが、護法の叔父が勝手に漢人を手配したことに憤慨する大土司。夫を亡くしすでに威光を失っている大土司だが、死人谷に夫の埋葬に向かわねばならない。
佛爺の居場所は大土司と関係があると睨んだ八爺は、大土司に近づくチャンスだと埋葬に参加することにする。その晩、2人が小太りに宿の入口ですれ違った怪しい男たちについて聞くと、護法が大土司を葬るために雇った殺し屋だという。
翌朝、埋葬へと出発する一行、列の一番後ろにいる殺し屋たちを警戒しながら進む八爺と副官。

一方、二爺が隠れている八爺の香堂には霍三娘がいた。八爺たちを追うと言う二爺に付いて行くと告げる霍三娘。霍三娘は佛爺の地盤は欲しいと思っているが命は狙っていないと釈明する。長沙から抜け出す方法を持っている様子の霍三娘。

副官は大土司に接近しようとするが、族人の守りが堅く近づくことすらできない。
陳皮の元には、前晩に霍三娘が二月紅を連れ長沙城を抜け出したと報告が入る。そこに陸建勛が現れ、霍三娘は墓へ入るための手練れを探しに行ったのだと陳皮に告げる。陸建勛は新月と佛爺の足跡は掴めないという事は、北平ではなく他の場所に隠れていると睨む。

雨の中、埋葬へと向かう大土司一行。謎の舞踊を踊る黒喬寨の一団を見つけるが、さらに先を進む一行。雨が止むと先程の黒喬寨の一団の亡骸が転がっていた。先を急ぐが、「どうやら道に迷った様子の一行。八爺は、黒喬寨は巫蠱の術を使った、自分はそれを解くことができると告げる。八爺の導きにより無事に脱出した一行。
寂れた廟に到着した一行は、その晩は廟で明かすことにする。佛爺の病状を心配する八爺と副官…
八爺は黒喬寨に気を付けるように一同に告げ、廟の鈴の罠を入口に仕掛ける。一同が寝静まった頃、黒喬寨の連中が奇襲を掛けてきたが、八爺の仕掛けで難を逃れる。

第31集

襲ってきた黒喬寨たちは沼で死んでいたはずの者たちであった。黒喬寨の奴らがまた戻ってくるかもしれないと八爺が言うと、すぐに廟を離れる大土司一行だが、ススキ林の中で大土司を見失ってしまう八爺と副官。すると白喬人たちの連絡方法らしき笛の音が聴こえてくる。副官は大土司を救出に行くが、殺害された族人を見つける。副官は漢人の殺し屋たちを倒すが、大土司のお付きの白喬人も殺し屋の一味であるという。副官と合流した八爺は、こっそり仕掛けておいた白い粉を手掛かりに大土司を探す。大土司の危機を救ったのは二爺であった。しかし、二爺は吐血してしまう。二爺と霍三娘は2人を追いかけて来たのだが、二爺の病はまだ治っていなかった。先に白喬に戻り療養するよることにする二爺。
大土司を殺そうとした部下は護法に命じられたと白状する。

突然目覚めた佛爺だったが、窯から炭を取り出し床に何かを描き始める…

二爺の事を気に掛ける大土司に、二爺の事を話す八爺。副官は大土司に張啟山を知っているかと聞くと、張夫人が助けを求めてきたと言う。八爺と副官は、埋葬を終え無事に白喬寨に戻った暁には佛爺が療養している場所を教えてもらうように約束を交わす。
その日、副官は遺跡の中で怯える佛爺に襲われる夢で目覚める。佛爺を心配する副官に、八爺は夫人が付いていれば大丈夫だと告げる。八爺が新月に初めて会った時こっそり占った結果、新月といれば佛爺の身に起きる何事も吉に変わるのだと言う。
ようやく棺を埋葬する大樹に辿り着いた大土司一行。大土司が祠に触れようとすると仕掛けが発動してしまう。しかし、どうやら護法が仕掛けたものではない様子。副官が棺を大樹の上に埋葬すると、そこに2つの棺はなく黒喬寨の鈴が落ちているのみだった。黒喬寨は大土司の他に目的があるようで、一行は白喬にいち早く戻ることを決意する。
すると廟から出てくる霍三娘を見つける。二爺と諍いを起こした様子の霍三娘に、副官は早く身を引くように提言するがそのまま霍三娘は去ってしまう。大土司は体調が優れない二爺に薬を飲ませる。

陳皮は墓へ向かうために部下に厳しい鍛錬を積ませていた。

第32集

一行が白喬寨に戻ると、護法がすでに権力を握ってしまっているようだった。
夜になり副官は護法のいる屋敷へと忍び込んでいた。八爺は捕まえていた付き人に箱を持たせ、護法に会いに行くように命じた。箱の中身は大土司の首だと言うと付き人を殺害してしまう護法。しかし、箱の中身はスイカで護法は包囲される。大土司が埋葬の証を見せつけると崩れ落ちる護法。大土司は無事に元の座に戻ることができた。
大土司は佛爺の居場所を探らせているが、二爺はしばらく自分の元で療養するように2人に告げる。納得がいかない副官だが、八爺は佛爺を見つけたら二爺を迎えに来ると大土司に言い、2人は大土司の部下から受け取った佛爺の居場所へと向かう。

ようやく佛爺が療養している場所に辿り着くと付き人の小静と莫測がいた。莫測に案内され、八爺と副官が佛爺の元に行くと、佛爺は炭で何かを描き続けていた。副官が話しかけると佛爺に背負い投げされてしまい、八爺は首を絞められてしまう。佛爺は目覚めたものの一心不乱に何かを描き続け、新月以外の事は分からなくなっていると言う。新月は、薬を探しに行ったが見つからず新月飯店に戻り方法を考えているが、知らせはないという。
莫測に佛爺の病は鉱山から持ってきてしまったものだと言うと、共に墓へと入った二爺の病状を気にする。大土司の薬を飲んでから二爺の病状が良くなった事を思い出した八爺は大土司の元へと向かう事にする。

二爺も薬を飲んでから昏睡状態に陥っていた。大土司は、佛爺と二爺を救うには黒喬の聖物である劇薬の植物を手に入れる必要があるが、10年に一度しか実を結ばない上に周りは猛獣が守っているらしく採集することは至難の業。以前の黒喬は不気味な儀式を行いはするが悪さはしていなかった。しかし貢婆という巫女が現れてから白喬を支配することを考えるようになったと言う。大土司の叔父は黒喬と組み族人を苦しめており、大土司の子供も黒喬に殺されていた。その上、今晩にも襲撃の恐れがあるという。すぐに策を練ることにする一同。

霍三娘は陸長官邸に呼び出され、陳皮から二月紅が鉱山で消えた事を関係があると問い詰められていた。霍三娘は墓へ向かうための各部門の手練れを用意するために長沙を出て、すでに協力者たちは屋敷にいると言う。陳皮は納得できない様子でその場を去ったが、霍三娘はこれ以上濡れ衣を着せるなと陸長官に忠告する。

その晩、副官は白喬の族人を引き連れ黒喬の本拠地へ向かっていた。黒喬の首領・黒石のそばには巫女の貢婆が付いており手ごわい。そこで八爺が貢婆をくい止めその隙に副官が白喬人を連れ黒喬に向かう手筈を整えていた。副官は手筈通り黒喬を襲撃し聖物を手に入れる。首領・黒石は戦況を眺めていたが、聖物奪われたと聞き逃げ出す。

八爺によると、二爺の病状は薬のお陰でかなり良くなったと言う。佛爺も薬を飲み再び昏睡状態に陥っていた。

大土司の前には捕えられた黒喬のスパイが差し出されていた。大土司は同族の情けで命だけは助けてやることにする。

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