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呂聿来、劉暢出演ドラマ「失踪人口 第1季」【あらすじ】【ネタバレ】

「失踪人口」は、優酷で2020年6月に配信が始まったサスペンスドラマです。サスペンス物が大好物なので、ここ最近は良質な作品が短い話数で配信されていてとても楽しいですね。自分のペースで消化していこうと思いつつも、次から次へと気になるタイトルが出てきてしまって、どんどん見たいものリストが溜まっていく…という今日この頃です。

早速ですが本作は、昆明から重慶に向かうバスが転落事故に遭うところから始まります。
幸運にも生き残った6人ですが、山奥での事故だったため救援がなかなか来ない。そんな6人を謎の洪水が襲ったり、救援隊と電話がつながったと思ったら亡くなったはずの他の乗客が生きていて、自分たち6人だけが行方不明になっていると分かったり、奇妙な状況に追い込まれていきます。そして、失踪者6人はそれぞれ事情を抱えていて、実は繋がりがあったりすることが分かってきます。

サスペンス感満載で謎がどんどん増えていく割には、12話と短めコンパクトなので、ばら撒いてきた伏線をどう回収するつもりなのかと思っていたら、最終回のラストカットで「第2季こうご期待!」となりました…
謎は深まるばかり…完全に消化不良で終わりました。

当初は、失踪者6人が謎の谷から分裂したり揉めたりしつつも脱出するだけのサスペンスと思っていましたが、蓋を開けてみたらそうではなく、ある人物はバス事故後に見た目が若返っていたり、1年前に失踪したと言われていた人物が登場して今は1年前だと言われたり、やたらロケット発射のニュースのカットが入ったり、暗黒物質がどうたらこうたらと、SFまっしぐらな展開です。

終わってみたら、結局何も回収されず第2季に続くかよー!とガックシしてしまったのですが、2季配信されたら観ます。意地で。(笑)
いつか配信されるであろう第2季(ない可能性も無きにしもあらず)のために、自分用のメモとしてざっくりと登場人物の状況をまとめておきます。抜け漏れありますがあしからず。

「第一季 完」「新线索 新故事 敬请期待 第二季」だそうです。これは最終回のラストカット。

基本情報

タイトル:失踪人口
英題:MISSING PERSONS
話数:12集
出演:呂聿来、劉暢、陳小紜、陳昊宇、張植緑、趙陽など
中国放送開始日:2020年6月3日

あらすじ

2015年8月26日、昆明発重慶行きのバスが転落事故を起こし、谷へ落ちてしまう。幸いにも6人の男女が生き残るが、謎の洪水に巻き込まれたり、救援が来なかったり、失踪者となってしまう。谷から抜け出す道を探そうとするが、そこで同じ失踪者の銃殺体を発見する。徐々に互いへの疑いを抱き始める失踪者たち。そして、失踪者たちが出会った人物は1年前に失踪していた人物で、彼のスマホが示す時間は1年前…?さらには、彼らの回想から、実は失踪者たちにはバスに乗る前から繋がりがあるようで…?

ビジュアル見る限りは刘畅(中心にいるイケメン)が主演ぽいのですが、クレジットトップは手前右の吕聿来なんですよね。

※以下、登場人物紹介はがっつりネタバレ含みます。

主な登場人物

陳健(呂聿来)

下流の謎の穴に落ちた趨志明を助けた人物。しかし、李翹は陳健を観た瞬間に、1年前に失踪した人物だと気づき警戒する。谷の秘密を知っているようで、盧敏に谷に響く謎の警報が山奥の洞窟からなっていること、その洞窟を抜けた先に826局があると教える。最終回では、李翹に足を撃たれ川で溺れ死んだかのように見えたが、実は生きているような描写で第2季へ続くことになった。小さい頃は、父親の借金の担保として別の家で暮らしていた。成長した後は父親と共に行動するようになっていた。ある日、父親がある酒席で記者の馬鴻信と会う。馬鴻信は実は詐欺師で、父親は騙されそうになるも、金を渡す約束はしなかった。ある日、陳建と父親は馬鴻信に会いに行くが、その際偶然会った人物に、馬鴻信が詐欺師であると告げられる。会う約束を取りやめるため馬鴻信に電話をかけるも、家まで来ると馬鴻信は言った。そして、陳建と父親が家へと向かう帰り道、車にはねられ道端で倒れている林強を見つける。家へと連れ帰ることにするが、銃を持っていた林強に脅迫されてしまう。隙を見て、銃を奪い林強を拘束した陳建は、林強を絞殺する。その後、2人は車で山奥に向かい、林強の遺体を遺棄していたのだった。谷にバスが落下した後の通信を制御しており、李翹の救援要請の電話も実は陳建が受けていた。馬鴻信に電話をかけ、他の失踪者にばれないように上流に来るように促した。そして、彼を射殺するが、抵抗された際に写真を撮られていた。

盧敏(陳小紜)

医師。少女のような外見をしているが、冷静に乗客たちの治療を行った。実は、すでに40歳オーバーの女性だが、谷に落ちた後、なぜか外見が若返っている。タクシー運転手をしている元夫が家に住み着いていて、暴力を振るわれることもあった。若い頃の同僚で恋人の徐衛紅が忘れらず、彼がなくなった826局という謎の研究所らしきものを探し、徐衛紅の死の真実を知るためにバスに乗り込んだ。826局に行くことを目標に、徐衛紅とほか4人とともに研究に取り組んでいた。ある日、これまでの研究を停止して別の任務が彼女たちに与えられる。その任務が無事に終了した暁には826局に全員で行くことになっていたが、盧敏はデータ改ざんの濡れ衣を着せられ、826局に行くことは叶わなかった。

趨志明(劉暢)

警官。麻薬販売組織の大物・林強に近づき、決定的な証拠に迫ろうとしていた。しかし、ある時林強は忽然と姿を消してしまう。その後、趨志明は麻薬販売捜査部署から事務方に移動を命じられてしまう。諦めきれない趨志明は、林強を逮捕するため、彼が失踪した道を見張り続け、その道でランニングをしていた女性と知り合う。趨志明は、彼女が林強と繋がっているのではないかと思っていたが、偶然彼女が何者かに襲撃された現場を助けた際に、林強よりもっと大物の元恋人だったことが分かり、襲撃事件をきっかけに逮捕に至っていた。趨志明は功績を認められ表彰されたが、襲撃事件の際に負った傷のせいで、捜査の前線に戻ることはできなかった。その後、趨志明の元に林強の遺体発見の知らせが届く。趨志明は遺体確認のため重慶に向かうべくバスに乗り込んだ。

李翹(陳昊宇)

歌手。元恋人の喬林とバーなどで音楽活動をしていた。喬林ととも北京で活動していたこともあり、2人でデビュー一歩手前まで言ったが、事務所が喬林のみと契約するという言ったため、話を断り重慶に戻った。その後、は重慶のバーのオーナーとなり、再び音楽活動を始める。喬林からプロポーズを受けるも、喬林が夢をあきらめる理由になりたくないと成功するまで待つと約束し、彼を北京に行かせる。ところが1年後、喬林が契約していた事務所の社長・周軍から喬林が姿を消したと聞き、絶望するのだった。李翹は喬林を探しに北京へ行くが見つからない。周軍はそんな李翹にストーリー性があると契約し、李翹はオーディション番組に出演することになった。そして、いつしか李翹と周軍は交際するようになっていた。そんなある日、レコーディングスタジオで李翹は喬林を見つける。喬林とよりを戻しかけるも、彼が金持ちの女性と結婚していると聞き断る。しかし、喬林は諦めず、喬林が李翹の部屋を訪ねる動画を使って李翹と周軍を別れさせようとした。李翹は、話をつけるために喬林の車に乗り込むが大友らの車が衝突し、喬林は重傷を負う。「助けてくれ」という喬林を李翹は見捨てたのだった。彼女が歌う「紅河谷」が劇中随所で流れる。

陶自友(張植緑)

吃音の青年。通称・大友。ある日、仲間と一緒にとあるインフルエンサーの家に侵入するも、本人に遭遇してしまう。その場は彼女を生かして逃げるも、その晩外出した彼女を仲間の運転する車で轢こうとする。しかし、彼女を殺したくなかった大友はハンドルを無理やり動かし、その拍子で対向車に衝突し、交通事故を起こしてしまう。実はその対向車に乗っていたのは、李翹と喬林だった。谷に落ちた後は、李翹とともに上流へ向かう。そこで、馬鴻信の遺体を発見する。慌てて馬鴻信のカメラを持って逃げだした。谷が原因だという謎の病に早くからかかり、薬を打たれていた。薬を打たれて目覚めた後は、吃音が完全に治っていた。洞窟を抜けた先の草原にあったテントで休んでいる際、ふと馬鴻信のカメラのデータを見てしまい、陳建を警戒するようになる。

馬鴻信(趙陽)

事故では生き残るが、谷から脱出する道を探しに上流へ向かった結果、銃殺され変わり果てた姿で発見される。記者を装っているが、実は詐欺師。取材と装って撮影した銀行支店長の写真を悪用し、支店長と繋がりがあるように見せかけ、銀行の融資を融通する前金をかすめ取るというお決まりパターンの詐欺を何度も働いている。バスに乗る1年前には陳建ら父子を騙していた。ある人物から、2015年8月26日の昆明発重慶行きのバスには乗るなと言われていたが、別の詐欺被害者に捕まり、バスに乗せられる。

劉長青(王梓塵)

バス事故で生き残るも洪水に流されてしまう。バスでは李翹の隣に座っており、異常な量の汗をかきながら李翹に対し「交通事故に遭ったことがあるだろう」と言った直後にバス転落事故が起こった。
劉長青がロケット発射のニュースを眺めるカットがちょくちょく入っており、最終回でも同様のカットがあったため、第2季でストーリーに大きく絡んでくると思われる。

章光北(王建軍)

戦時中に活躍していた地下共産党スパイ(陳建に瓜二つ)の息子。
2015年8月26日の昆明発重慶行きのバスに乗るつもりが、待合室で泥酔させられた馬鴻信の隣に座ったことで、バスのチケットを馬鴻信の同行者にスられてしまう。バスには乗れなかったが、ヒッチハイクをして重慶へと向かうが、途中乗せてもらったトラックが故障してしまい立ち往生する。そこにちょうどやって来た別のトラックに載せてもらうことにするが、そのトラックも事故に遭い、谷へをたどり着く。

徐衛紅(曹佑寧)

盧敏の同僚で元恋人。826局に行き、その後事故で亡くなったとされる。洞窟を抜けた先の草原に名前が刻まれた墓石がある。
しかし、最終回では生きているような描写が続く。谷が原因だという鼻血を出して倒れてしまう病気を治す薬の在り処を知る陳建が李翹に撃たれ死んでしまった(?)ため、そのまま気を失ってしまう盧敏たち。朦朧とした意識の中で盧敏は、徐衛紅が薬の入った箱の暗証番号は盧敏の誕生日であることを筆談で伝えてくるの見た。実際に空いた箱を見て、盧敏は徐衛紅が当時の姿のまま生きていると確信する。そして、最終回の最終カット、失踪者たちの似顔絵が張られた部屋で目覚める陳建、そこに現れたのは徐衛紅…?

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