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盗墓筆記シリーズ「重啟之極海聴雷 第一季」【あらすじ】

遺跡の謎をめぐる中国の大人気冒険ファンタジー小説「盗墓筆記」シリーズ。2006年からネットで連載が始まり、2007年に書籍が出版され、瞬く間に人気作品となり、シリーズ累計1200万部を超える南派三叔の超ヒット作です。「盗墓筆記」の小説は完結していますが、スピンオフ作品も多く存在しており、今なお人気を集めるコンテンツ。

映像化もされており、2015年にネットドラマ「盗墓筆記」、2016年に映画版「盗墓筆記」とスピンオフドラマ「老九門」、2018年にネットドラマ「沙海」、そして2020年「重啟」などメディアミックス展開もアツい作品です。

「重啟」は再始動ということで、盗墓筆記では若者だった呉邪ももういい大人になっています。(沙海でもそうでしたが。)しかし、そんな呉邪は肺の病気を患い余命いくばくもないという設定…残された時間は短くとも呉邪はやはり危険な冒険へと旅立っていく。そんな呉邪に長年の仲間・鉄三角の王胖子、小哥はついていくわけです。

このシリーズ、とにかく各作品出演者が豪華。最初のドラマは李易峰・楊洋・唐嫣、映画は井柏然・鹿晗、老九門は陳偉霆・張芸興、沙海は呉磊・秦昊など…盗墓筆記の再始動ということで制作発表から注目されていた「重啟」、シリーズの主人公呉邪を人気俳優の朱一龍が演じることでも大きな話題になっていました。

ただ、これだけ長くスピンオフも多い作品だと登場人物も非常に多く、主人公呉邪の祖父の代から脈々と続く人間関係や設定が数多く存在しています。「重啟」では、もはやそんな人間関係や設定などは「盗墓シリーズ見てれば分かるよね」という感じで進んでいくので、初見の方は「これはどうしてなの?」「その人は何者なの?」と思うポイントがたくさん出てくるかと思います。そこからシリーズを遡っていくのもアリですね!

いつもはちょっとしたネタバレも書いたりしているのですが、「重啟」についてはあらすじと主な人物だけ記しておこうと思います。長いので…笑 それに、ハラハラドキドキしながら映像を観るのがこのシリーズの醍醐味ですからね。遺跡の謎解きなどは結構複雑だったりしますが、おすすめの作品です。

本記事では第一季のみをまずご紹介です。

第2季も含めた記事はこちら↓です。
よろしければぜひ合わせてご覧ください。

作品情報

原題:重启之极海听雷第一季
監制:南派三叔
監督:潘安子
出演:朱一龍、毛暁彤、胡軍、陳楚河、陳明昊、黄俊捷、黄夢瑩、謝君豪、瞿穎、劉暢、庫都斯江·艾尼娃尔
話数:32話
中国配信開始:2020年7月15日(愛奇芸/優酷配信)

あらすじ

肺線維症を患い余命三ヶ月を宣告された呉邪は、消息不明の三叔(呉三省)から奇妙なメッセージを受け取る。三叔がまだ生きていると確信した呉邪は、王胖子、小哥(張起霊)ら鉄三角3人で三叔を探すことに決める。三叔が残した手掛かりから廃墟となった気象観測所に向かうと、密室の中に遺体が遺棄されていた。残された写真や証明書から、遺体は三叔のかつての仲間である楊大広であると判明する。楊大広が残した写真とテープなどから、呉邪と二叔(呉二白)らは南海王地宮に向かう。南海王地宮からの脱出や、唖巴村の地下河、十一倉への潜入などを経て、呉邪は三叔失踪と雷城の謎に迫っていく。

登場人物

呉邪(朱一龍)

長沙老九門呉家の現当主。肺線維症を患い余命3ヶ月を宣告されているが、古い携帯に届いたメッセージをきっかけに、消息不明の叔父・呉三省(三叔)を探すことを人生最後の願いとした。三叔の失踪が雷と関係があると知り、三叔と同じく雷城を目指す。鉄三角のひとり。

王胖子(陳明昊)

呉邪の一番の仲間、鉄三角のひとり。呉家の骨董店・呉山居を追い出された呉邪と一緒に住んでいる。呉邪が十一倉に潜入した際は、外部から呉邪をサポートしていた。病院で、かつて片想いしていた同級生の飄飄と再会し、再び思いを寄せるようになる。

張起霊(黃俊捷)

愛称は小哥、鉄三角のひとり。老九門張家の人間で、実はすでに100年以上生きている人物。寡黙だが、洞察力・観察力など人並外れた能力を有しており、誰かに危険が迫った瞬間にすぐ現れる。呉邪の余命が短いことを本人から聞かされていた。唖巴村の後は二叔の調査チームで雷城への手掛かりを探すことになる。

白昊天(毛暁彤)

白家の末裔で、十一倉の上級倉庫管理員。呉邪のファンで、十一倉に入ってきた呉邪を何かとサポートする。潜水能力が高い。

呉二白(胡軍)

呉邪の叔父で通称二叔。呉邪の世話を何かと焼いている。割と腹黒い。唖巴村の後は張起霊、劉喪、黒眼鏡を連れて雷城の手掛かりを探しに出る。呉邪の病気が発覚してからは何かと裏から手を引いていたが、それは呉邪を治療に専念させるためだった。

劉喪(劉暢)

張起霊の熱狂的ファンで「偶像」と呼んで慕う。人並外れた聴覚を持っており、音の反響から周囲の状況を地図化できるほど。当初は呉邪と胖子を見下していたが、呉邪に助けられて以来徐々に仲間意識が芽生え、呉邪を助けるようになる。

黒眼鏡(陳楚河)

呉邪らの仲間。戦闘力が高い。明るい場所では視力がないが、暗闇であればあるほど見えるようになるので、常にサングラスを着用している。謎に包まれた人物ではあるが、呉二白の指示で、唖巴村に潜入し雷城の手掛かりを探っていた。

唖女(楚楚)(黄夢瑩)

希少疾患研究のドキュメンタリー作家。話すことができないが明るい性格で、手話でコミュニケーションする。唖巴村で鉄三角や黒眼鏡と出逢い、黒眼鏡に惹かれていく。唖巴村の後、黒眼鏡に解雨臣を紹介され話すことができるように治療を受けることになった。

焦老板(謝君豪)

世間的には実業家だが、当時の三叔のことを知り雷城を目指している人物。目的のために手段を選ばないタイプで、傭兵を雇い、呉邪や二叔の仲間を人質に取るなどして、雷城の位置を聞き出そうとする。

盗墓筆記シリーズ作品

「盗墓筆記」(ネットドラマ/2015年)

監督:鄭保瑞,羅永昌
脚本:白一驄
出演:李易峰、唐嫣、楊洋、劉天佐、張智堯、魏巍、鄭佩佩、孫耀琦、李晨浩、穎儿、張暁晨
話数:12話

”老九門”呉家に生まれた呉邪は、考古学者の両親を国外の盗賊に殺され、安全のためにドイツに留学させられていた。しかし、考古事業に興味を持っていた呉邪は、ある旅で見つけた古代墓の秘密が書かれた帛書の謎を解いてしまう。古代墓の文化財を守るべく、三叔(呉三省)、潘子、張起霊らと共に魯殤王墓に向かい七星魯王宮の秘密を探る。古代墓で王胖子や阿寧らと出逢い、古代墓の謎を明らかにしていく。

「盗墓筆記」(映画/2016年)

監督:李仁港
脚本:南派三叔
出演:井柏然、鹿晗、王景春、馬思純、張博宇、涂聖成
上映時間:123分
邦題:タイム・レイダーズ

呉邪は、失踪した考古学者の三叔(呉三省)を追って、張起霊、阿寧、藩子、王胖子を連れ、叔父が最後に訪れたという明代風水大師汪蔵海の墓——“雲頂天宮”へと向かう。墓に仕掛けられた数々の罠や、盗賊の襲撃など困難を乗り越え、呉邪は三叔を探し出せるのか。

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「老九門」(ドラマ/2016年)

監督:梁勝権、何澍培、黄俊文
脚本:南派三叔、張鳶盎、湯祈岑
出演:陳偉霆、張芸興、趙麗穎(特別出演)、袁冰妍、応昊茗、胡耘豪、王美人、王闖、張銘恩、楊紫茳、李乃文、張魯一、李宗翰
話数:48話
原作:老九門

民国時代、長沙には九門と呼ばれる9つの家があり、九門は大きな勢力を有していた。1933年秋のある深夜、長沙駅に076列と書かれた日本軍のものと思しき謎の列車が現れる。九門の首領で軍人の張啟山(張大佛爺)は調査の命を受け、長沙郊外にある鉱山へと向かう。

「沙海」(ネットドラマ/2018年)

監督:毛鯤宇、李澤露、鄒曦
脚本:南派三叔、湯祈岑、張鳶盎
出演:呉磊、秦昊、張萌、楊蓉、季晨、張銘恩
話数:52話
原作:盗墓筆記少年編・沙海

大学受験に失敗した高校生・黎簇は、幼馴染の沈琼から謎の箱を渡され、その箱を開けてしまう。黎簇は、その箱を探す謎の男・黄厳に襲われ、背中に謎の模様を彫られてしまう。病院に搬送され治療を受けたものの、主治医の梁湾とともに王盟に拉致される。目覚めるとそこには呉邪がおり、呉邪は黎簇に砂漠にある遺跡・古潼京へと一緒に来るように告げるのだった。

「沙海」については☟に簡単なあらすじをまとめているので、のぞいてみてください。

「怒海潜沙&秦岭神樹」(ドラマ/2019年)

監督:劉国輝、李昂、周煜壹
脚本:白一驄、李昂
出演:侯明昊、成毅、李曼、張博宇、劉学義、姚奕辰、姚櫓
話数:40話

呉邪、張起霊、阿寧、王胖子らは、失踪した三叔(呉三省)を追って、謎多き海底遺跡へと向かう。鉄三角が再び冒険の旅に繰り出す。

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