「重啟」も待望の第二季が始まり、あっという間に最終回を迎えてしまいました。人気コンテンツはやはりテンポもよく面白いので、どんどん次が観たくなる!終わってみれば全62話でしたが、個人的には第一季・第二季と別れていたことで小休止が生まれて、視聴しやすかったなと思います。予想していたより第二季の配信が早かったこともありますが(夏の第一季から冬くらいまで待たされるかと思っていました)。
すっかり呉邪ヘアーが板についていい感じの朱一龍小三爺にすっかりやられてしまった&脇を固める共演者たちも魅力的ということで、私としてはおすすめの作品です。十一倉の李加楽と賈咳子がとてもいい味出しているんですよ~第一季から続投してくれてうれしいです。
第一季の記事ではネタバレになるようなことを書かなかったので、第二季の記事はネタバレでお送りします。といっても長いし設定も細々しているので、詳細は触れずにざっくり話の流れだけ追っています。不自然なのは悪しからず…(自身の視聴メモでもありますので…)まだ視聴中の方やネタバレNGの方は、ここでブラウザバックしてくださいませ。
目次
作品情報
原題:重启之极海听雷第二季
監制:南派三叔
監督:潘安子
出演:朱一龍、毛暁彤、胡軍、陳楚河、陳明昊、黄俊捷、黄夢瑩、謝君豪、瞿穎、劉暢、庫都斯江·艾尼娃尔
話数:30話
中国配信開始:2020年9月13日(愛奇芸独占配信)
※第一季は愛奇芸、優酷での配信。
あらすじ&主な登場人物
第一季の記事を別途アップしていますので、あらすじ&メインの登場人物は下記よりご覧ください。
こちらの記事はネタバレなしです。
第一季の流れ
※【請注意】ここからざっくりですがネタバレがあります。
気象観測所~楊大広の祠堂
呉山居の店主をしながらも張りのない生活を送ってた呉邪は、ある日肺の病で余命三ヶ月を宣告される。退院後、消息不明の三叔(呉三省)から奇妙なメッセージを受け取り、三叔がまだ生きていると確信した呉邪は、王胖子、小哥(張起霊)ら鉄三角3人で三叔を探すことに決める。呉邪と王胖子は、謎のメッセージと三叔が残した手掛かりから廃屋となった気象観測所で、三叔の仲間の楊大広の遺体と雷鳴を録音した大量のテープを発見する。楊大広の自宅を見つけた呉邪と王胖子は家の中に祠堂を見つけるが、突然祠堂が大きな音を立て揺れ始める。急いで脱出しようとする2人、そのピンチを救ったのは張起霊(小哥)だった。楊大広の祠堂の壁画は南海王で祠堂の棺も南海王のものだという。
南海王地宮
呉邪は、三叔がいた044考古学隊の古い写真から南海王地宮の場所を割り出し、鉄三角はその場所へ向かうが、途中二叔に追いつかれ古墓は危険だと追い返されそうになる。しかし、二叔と協力することえその場をやり過ごし、一行は南海王地宮がある砂浜に到着する。小哥の熱狂的ファンで人並外れた聴力で場所などを特定する専門家劉喪も合流し、地下にある南海王地宮の場所を探り始める。すると地割れが起き、鉄三角と劉喪が落下してしまう。地割れの下で呉邪らは南海王地宮への入り口を見つけ、中へと進んでいく。呉邪らは、紙兵士や人手貝、皮俑の攻撃、一時的な失明などを乗り越え、謎の女皮俑の導きで主墓室に辿りつく。そこで見つけた044考古学隊の母雪海の録音テープから、壁画の謎を知る。劉喪とも合流した鉄三角は南海王地宮から脱出しようとするが、そこに皮俑の一軍が迫ってくる。地上から二叔が救出し、4人は無事脱出することができたが、呉邪は謎の女皮俑も一緒に連れてきていた。
唖巴村~地下河
呉邪たちが南海王地宮に行っている間、二叔の命を受けて唖巴村に潜入した黒眼鏡は、希少疾患研究ドキュメンタリー映像監督で話すことができない女性(唖女)と出逢う。唖巴村は村人たちが声を出して話すことができないという不思議な村だった。唖女は、偶然葬式のような儀式をカメラに収めてしまったために、カメラを奪われてしまう。黒眼鏡は村の巫女的存在の阿婆を人質にカメラを取り戻そうとする。黒眼鏡は唖巴村民が話すことができない理由は、遺伝や地域の水質の問題ではなく、唖女は本当の原因をカメラに映してしまったのではないかと考える。
黒眼鏡が阿婆に雷鳴の録音を聞かせると、阿婆は唖巴村の祖先は南海王時代に雷鳴を集める場所を探して地下河を見つけ、神廟を建てて守ってきたという村の秘密を話した。雷鳴を聴くために村民らは生まれてすぐの子どもの頭部にある部品を入れる手術を施し、それが原因で村人は話すことができなくなっていたのだった。 さらに阿婆は、三叔が村にやってきて地下河に行き戻ってこなかったことを黒眼鏡に話した。
そして、黒眼鏡と村民が人質交換をしようとした時、焦老板の江子算ら傭兵部隊の襲撃を受け、村は制圧される。焦老板は地下河に向かうが、黒眼鏡の活躍で形勢逆転となる。二叔は村民らの伝承の仙境こそが雷城で、雷城に行くには地下河を通る必要があると推測する。二叔は小哥や黒眼鏡を連れて地下河に向かうが、呉邪と胖子は眠らせて同行させなかった。しかし、二叔は焦老板らに包囲されてしまう。焦老板は二叔に雷城の地図を要求するが、呉邪らが村に到着し、また整形逆転となる。呉邪らが焦老板を捕まえようとした時、江子算が胖子と劉喪を連れて現れる。江子算は2人を人質に焦老板を解放させる。その時、呉邪の病状が悪化、劉喪は呉邪が肺の病で余命三か月であることを二叔に言ってしまう。
十一倉
十一倉に格納されてしまった女皮俑を取り戻すべく、呉邪と胖子は十一倉に侵入する。倉庫に入った呉邪は、自分のファンだという白昊天と出逢い、彼女に教えられた出口から女皮俑を連れて脱出する。
呉山居に戻った呉邪だったが、二叔により呉山居は閉店させられ、追い出されてしまう。仕事をなくした呉邪は、不意に謎の採用通知書を見つけるが、それは十一倉のものだった。その後、謎の人物王俊義から三叔が十一倉内部で撮影したと思しき動画を受け取り、十一倉に潜入することに決めた呉邪。先日ひと悶着を起こしたばかりなので当然歓迎はされないが、白昊天(小白)が何かと面倒を見てくれる。
十一倉には厳密なルールと従業員にはレベルが存在しており、自分より高いレベルの職員に逆らうことはできない。三叔の手掛かりを見つけるべく、一刻も早く従業員レベルを上げたい呉邪は十一倉に眠る5つの荷物を謎を解く(牙劊)ことにする。牙劊に成功した呉邪はレベル4職員となり、さらなる手掛かりが二層倉庫にあるということで、二層倉庫の職員試験に挑む。暗殺されかけるなど妨害を受けながらも呉邪は二層試験を通過し、レベル8職員になる。
二層の贛陽倉に潜水した呉邪らは張啟山(張大佛爺)と尹新月の棺と張啟山が保管した人俑があった。薬を盛られた呉邪は隔離される。病室に現れたのは十一倉を守るべく呉邪を妨害していた二層の海女だった。海女は若かりし頃、死当区にやって来た三叔と田有金の話を呉邪にした。田有金は十一倉の人間と結託し、十一倉の貨物を持ち出し財を築いていた。そして、その十一倉の協力者の一人が呉邪を忌み嫌っていた丁主管であった。丁主管は小白を拉致して呉邪を追い詰めるも、そこに王胖子らが駆け付け呉邪らは救出される。呉邪は協力者を暴いた功績が評価されレベル14職員となり、小白に連れられ十一倉の高層会議に参加する。王俊義からレベル14の褒美として送られてきた三叔の動画を見た呉邪は、十一倉の死当区へ行くことを決意する。
第二季からの重要人物たち
李加楽(澤南)
十一倉の職員。初登場時は、呉邪に相当な敵対心を抱いており、呉邪の二層倉庫試験妨害に参加した。しかし、妨害に失敗したため、上司であり妨害工作を仕込んだ丁主管に自殺を強制される。間一髪のところで呉邪と賈咳子に助けられ一命を取り留め、呉邪への敵対心がなくなる。十一倉を離れた後は、日雇い作業員として工事現場で働いていた。そんな時、白昊天に誘われ、呉邪らの雷城への旅に同行することになる。
賈咳子(鐘嘉誠)
十一倉の職員。寡黙な人物。劉喪ほどではないが、聴覚が優れており、二層倉庫試験で呉邪を妨害するのに協力していた。呉邪に説得され、自殺を強制された李加楽を助けるために、その聴覚で居場所を突き止めた。十一倉を離れた後は、新しい仕事が見つからず、妻にも浮気をされる始末。そんな時、白昊天に誘われ、呉邪らの雷城への旅に同行することになった。
霍道夫(何龍龍)
九門霍家の人間。屋台で油条を売っているかと思いきや、本当は医者。病が進行した呉邪を助け、雷城への旅へも同行する。
江子算(鄔立朋)
焦老板の傭兵として登場。呉邪とともに古墓への旅をしていた女性阿寧の弟。姉の死を呉邪のせいだと思い込んでおり、姉の仇を討つべく呉邪の命をしつこく狙う。
紅頂水仙(楊迪)
二季で登場。王胖子のネット上の友人。潜水能力が非常に高いので、呉邪らの旅への同行を頼まれるも拒否。そして何者かに車で連れ去れられてしまう。焦老板側の人間として天麟楼に来ていた。
貳京(范奕澤)
呉二白(二叔)の20年来の右腕的存在。呉邪も絶対的信頼を寄せる人物だったが、実は呉家滅亡を画策するスパイだということが天麟楼で発覚。スパイをあぶり出そうとした二叔は、貳京によって話せず動けない状態にされてしまう。
第二季ネタバレ
※【請注意】ここからざっくりですがネタバレがあります。
十一倉死当区
呉邪と小白は贛陽倉から死当区へと向かう。死当区で王俊義に会った呉邪は当時の三叔の話を聞く。当時、謎の気象隊と出会った三叔、田有金、陳文錦の3人は彼らの怪しげな行動を見てしまい拉致される。そして三叔と田有金は十一倉の死当区に潜入させられた。田有金は、丁主管に賄賂を渡し、死当区の物品を盗み出すための通路を作っていた。三叔はそんな田有金のことを映像に録画していた。そして三叔は、死当区で雷鳴を聞いているような謎の人物を見つけたのだった。三叔は、田有金の通路を利用して単独で十一くらいを脱出したが、その後南海王地宮の考古学隊に参加し雷城の地図を見つけた。そして謎の気象隊は三叔を雷城に向かわせたのだった。
その頃、二叔は黒眼鏡、小哥らを連れて地下河の吼泉にいた。しかし、呉邪と電話している最中に急に水流が流れ込み、黒眼鏡と小哥は行方不明となってしまう。呉邪は音で小哥が生きていることを確認するが、その際小哥は二叔の部隊にスパイがいると告げる。
天麟楼
二叔らが宿泊していた天麟楼に辿りついた呉邪ら一行。観光客に交じって天麟楼に入ると、2階には焦老板の手下や江子算、紅紅らがいた。3階はある客が貸し切っているため入れないと言われるが、小哥が残した印が3階を示しており、病が悪化している呉邪を残し、胖子らが3階へ向かう。3階には二叔らの罠が仕掛けられており、何もなかった。
2階に雷城への入り口があると踏んだ呉邪は、江子算に変装し江子算の部屋に潜入、ベッドの裏に入り口を発見する。中に入ると二叔らがいた。焦老板は、自分こそが田有金であり、雷城の財宝が目的であることを二叔に告げる。二叔は、呉邪らを先に行かせ、自分が残って焦老板を利用してスパイをあぶり出そうとする。焦老板が雇った汪家の傭兵たちに捕まった小白たちをわざと射殺したふりをすると、貳京が自分がスパイだと言い出す。そして、貳京は二叔と二人きりになった時に、二叔を襲い身体の自由が利かないようにしてしまう。
吼泉
焦老板らを追って呉邪たちも吼泉の奥へと進んでいくが、謎の貝の攻撃などに苦しめられる。焦老板は紅紅に水路を探索させ、自分たちもその水路へと入ってくが、その際に毒ガスの罠を張っていた。毒ガスが充満する洞窟の中に閉じ込められてしまうが、小白の活躍もありなんとか洞窟から抜け出す。
貳京は何事もなかったかのように二叔の面倒を見ており、呉邪に超危険で誰も生きて戻っていないが、雷城へスカイダイビングで行く方法があると伝える。呉邪らは危険なスカイダイビングを乗り越え、雷城へ続く森へたどり着く。その森は毒が充満しており、中毒になった者は狂犬のように襲いかかってくる。そこに黒眼鏡と小哥が現れ、ようやく合流する。自身にもう時間がないことを悟っている呉邪は、鉄三角とともに雷城への道を進む。小白らはきた道を戻ろうとするが、焦老板らに捕まってしまう。
雷城
毒霧に侵された賈咳子に襲われ落下したことで、雷城の外側に辿りついた呉邪たち。追ってくる焦老板一行を爆弾で一時退けた呉邪らは、無数の柱が立つ広い空間に辿りつく。その空間の奥に雷城の神器と大量のカセットテープをみつけた呉邪たち。南海王は柱を叩くことで、雷鳴を再現したのだと気づき、同じように神器を発動させることに成功すると、呉邪には若き日の三叔からメッセージが見えていた。しかし、焦老板らに包囲されてしまう。財宝があると睨んだ焦老板だったが、降りてみても財宝はなかった。呉邪の肺の病は神器の下に落ちた際に、奇跡的に治っていたのだった。
財宝を手に入れられず絶望した焦老板の目の前に黒眼鏡が現れる。黒眼鏡が手を下そうとするも、焦老板は柱に共鳴した雷に打たれ焼死する。後から追ってきた貳京らによって雷城には爆弾が仕掛けられていた。爆弾を見つけた呉邪らは急いで柱の内部から何とか外に脱出するのだった。
十一倉-死当区
雷城から戻り、あらためて呉山居を開業した呉邪の元に、十一倉の職員が謎の青銅片をを持って現れる。十一倉に異変があったと察知した呉邪は、自由に行動するため江子算に変装して、胖子、劉喪、紅紅らとともに十一倉の死当区に再度行くことに決める。青銅片は、接触した者に幻覚や幻聴を伴う中毒症状を引き起こし、十一倉内でも中毒者が激増していた。贛陽倉で青銅片中毒になってしまった紅紅は、劉喪にも中毒を起こさせ、劉喪は行方不明になってしまい、紅紅は食堂で爆死する。
死当区に入った呉邪らは、贛陰倉への入り口を見つける。贛陰倉の奥には解毒薬の調合室があった。そこに劉喪を連れて謎の人物が現れる。なんとか劉喪を助けるが、謎の人物は部屋に火を放ち逃げてしまう。足が挟まれ身動きが取れなくなった呉邪のもとに小哥が現れ、呉邪は部屋にあった鉱石を持って調合室から脱出する。持ち出した鉱石で中毒者を炙ると一時的に解毒することができたが、また中毒者が発生してしまう。そこで、呉邪、小哥、劉喪は解毒薬を求めて再び死当区へ向かう。
十一倉-南海王宮廟
死当区へ向かった呉邪らを追う貳京。貳京が裏切り者だと気づいた胖子と小白も呉邪らを助けるべく死当区へと降りる。貳京は呉邪と合流し、雷城の青銅片を奪い取る機会をうかがっていた。そしてついに、呉邪と貳京は死当区の奥にある南海王宮廟に辿りつく。そこで、貳京が裏切り者だと気づいていた呉邪は貳京に迫る。貳京は自身の話を呉邪にしたのだった。そして、呉邪は南海王宮廟の内部にある解毒薬を在り処を知るが、砂地獄に落とされてしまい、青銅片を貳京に渡すことになる。駆け付けた胖子たちに助けられるも、胖子も毒に侵されていた。貳京の手下が見張る中、呉邪らは解毒薬奪取に成功するも、貳京は南海王宮廟の神器を発動させてしまう。「財宝」を示す雷鳴を聞かせた貳京だったが、それは三叔の罠で廟全体に毒が発生してしまう。いずれ十一倉全体に回ってしまう毒を防ぐべく鉄三角は神器を止めることに決める。小哥の麒麟血を以てしても長くは毒を防げないが、3人は体全体に麒麟血を塗り廟へ向かう。呉邪はイチかバチかの賭けで、「浄化」と書かれたカセットテープをセットしその雷鳴を神器に聞かせる。毒にやられた貳京の攻撃を受けながらもテープを流し終わると毒は消え、鉄三角は無事南海王宮廟から脱出したのだった。