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朱一龍主演のスパイドラマ「叛逆者」【あらすじ】【ネタバレ】

「叛逆者」は、朱一龍主演のスパイドラマ。時代としては、1936年から1949年、日中戦争から共産党により統治されるまでが描かれています。主人公・林楠笙は国民政府の工作機関のちの軍統幹部候補生として訓練を受けていたところをスカウトされ、激動の上海へを身を投じていきます。

主演の朱一龍は、本作が初めてのスパイ役ということで注目を集めていました。このところ朱一龍、アツイですよね~(自分だけかもしれない)。盗墓筆記シリーズの「重啟」もとてもよかったですし。「叛逆者」の主人公林楠笙は、軍統の工作員として祖国のために活動しているのですが、様々な出会いと別れが影響を及ぼし、共産党のスパイとなっていきます。冷静沈着で頭脳明晰、そして心に秘めた愛国心と情熱で数々のピンチを乗り切っていきます。

この手のドラマにありがちですが、人間関係は複雑です。誰がどの組織に所属しているのか、誰と誰がつながっているのか、など把握できればとても面白く視聴できると思います。歴史的な用語も多く、その時代ごとに変わる組織名も、覚えておくだけで物語の把握に役立ちます。例えば、日軍の工作機関「76号」とか。当たり前のように出てくる専門用語は、見慣れてくるとすぐに分かるようになります!(ドラマ映画視聴くらいにしか役に立ちませんが)

そして、イケオジたちが繰り広げる攻防戦がなんといっても見どころ。「叛逆者」は銃撃戦とか、車での追跡線が見ごたえあるなと思いました。ドンパチやるイケオジたちがナイスです。中でも個人的には、もちろん主人公の林楠笙の同期・左秋明が推しですね~!友情出演なので出番それほど多くないのですが、林楠笙の人生に最も大きな影響を与えた人物。陳黙群も嫌いではなかったですが、最期小物感が出てしまったのが残念…。でも生きることに凄まじい執念を抱く、リアルな人物だったのだと思います。嫌いじゃない。

あとこのドラマ、主題歌がとても良いです。チャイコフスキーの「四季」、6月舟歌。哀愁漂う旋律が劇中随所に散りばめられています。主人公とヒロインの想い出の曲という設定です。演奏は世界的ピアニストの郎朗(ラン・ラン)。エンディングは主演の朱一龍が歌うバラードですが、このピアノ伴奏も郎朗です。ドラマの放送をずっと楽しみに待っていたのですが、主題歌が6月船歌だから6月の放送だったんですかね。

戦争期のスパイドラマがお好きな方にはおすすめの作品です。
ぜひ林楠笙と左秋明との友情について語り合いましょう!

作品情報

原題:叛逆者
英題:THE REBEL
監督:周游
脚本:李曉明、秦雯、周遊、李汝俏、張斌、關景峰、陳婷
出演:朱一龍、童瑤、王志文、王陽、朱珠、李強、張子賢、姚安濂、袁文康、代旭
話数:43話
中国放送開始日:2021年6月7日

あらすじ

1936年、復興社幹部訓練生の林楠笙は、復興社特務処上海区区長の陳黙群にスカウトされる形で上海へとやってくる。処内に長年潜入しているという共産党のスパイを探し出すという任務を命じられた林楠笙、彼の上海での激動の戦いが始まる。

主な登場人物

林楠笙(朱一龍)

復興社の訓練生だったが、復興社上海地区区長の陳黙群に引き抜かれ上海にやってくる。当初は処内にいる共産党スパイをあぶり出す任務に携わっていた。つかんだ手掛かりから女学生の朱怡貞が共産党の連絡員と睨んだ林楠笙は、徐文立として彼女が通う大学に潜入する。朱怡貞と過ごすうちに彼女に対して感情が生まれた林楠笙は、上海処に拘束された朱怡貞を助けるべく裏で工作をした。その後も軍統幹部として活動を続けるが、再会した朱怡貞を個人的に匿うなど彼女への深い想いを持ち続けている。銃撃された後は、香港に移送され治療を受けるが、旧友左秋明と死別をきっかけに正式に共産党に加入する。重慶で汚職事件の取り調べを受ける顧慎言を救出すべく自身も重慶へと異動。長年共産党のスパイだった顧慎言と遂に同志として再会するも、顧慎言は情報網を守るために犠牲となる。終戦後、上海に戻り国民党に潜入する共産党スパイとして活動を続ける。

朱怡貞(童瑶)

上海の大物商人朱考先の娘。共産党の連絡員であると疑われたことをきっかけに林楠笙と出逢う。数々のピンチを林楠笙に救われ、ともに乗り越えてきた。彼女自身も、林楠笙が敵側であると知った後も、特別な感情を抱いている。女学生時代に共産党員であると疑われ拘束されるが、父親の協力や林楠笙の助けがあり釈放される。再び上海で林楠笙と再会し、一時的に林楠笙のもとに身を寄せていた。しかし、居場所が警察にバレて林楠笙とともに銃撃を受け拘束される。その後救出されるも、林楠笙とは離れ離れとなる。療養を終えた後は、一度香港で活動していた。再び上海戻った際は、孟安南と偽装夫婦として潜入していた。

顧慎言(王志文)

復興社上海地区の資料室主任。真の身分は共産党の潜入スパイ”郵差”。飄々とした振る舞いと人当たりの良さから、処内での信頼も厚い。自身をスパイと疑う陳黙群を罠にはめて失脚させ、後釜の王世安と関係性を築き副区長となった。温厚で当たり障りない人物に見えるが、さすが長年潜入スパイをしているだけあり、非常に高い能力を有している。スパイである郵差という器を守るため、自ら汚職事件をでっち上げ重慶で取り調べを受ける。共産党員として再会した林楠笙に郵差の身分を引き継ぎ犠牲となる。

陳黙群(王陽)

上海区区長。林楠笙の能力を見込んで上海に連れてきた人物。疑い深い性格で誰も信用していない。顧慎言を共産党スパイと疑い、林楠笙に調査をさせていたが、罠にはめられ失脚させられ、南京で閑職に追いやられていた。その後、上海に戻ることになるが、王世安が日軍に密告したことで、軍統での立場をなくし不本意ながらも日軍の工作員となる。終戦後、国民党内で漢奸粛清が行われることを察知し逃亡を図ろうとするが、王世安に射殺される。上海に戻る直前に、自らの直属の部下として孟安南を共産党に江参入させていた。

王世安(張子賢)

上海区副区長。当初は陳黙群の太鼓持ちのように振舞っていたが、陳黙群失脚後に代理区長を経て、軍統上海区区長となる。陳黙群が南京から上海に返り咲くと知り、それを阻止するため日軍に密告し、陳黙群を離反させる。狡猾で疑い深く、結局物語の最後まで登場するし、出世もしているが、小物感がぬぐいきれない人物。

左秋明(代旭)

復興社の訓練生地時代の林楠笙の同期。成績は常にトップの優秀な人物。南京で一度違う道を進むも、上海で林楠笙と再会する。その際は、日軍と取引をする商社の窓口として現れ、池田に追い詰められそうになった藍心潔を助けた。その後、重傷を負った林楠笙を香港で受け入れ、日軍病院に入院させる。軍統のスパイとして日軍の情報を探っていたが、身分が暴露してしまい捕まってしまい、搬送先の病院で自決する。実は共産党員となっており、日軍の情報を共産党にも流していた。彼の真の身分が明らかになったことが、林楠笙の共産党入りを後押しすることになった。

ネタバレ

※便宜上、○○編と区切っています。公式の割り振りやタイトルではありません。

王志編

1936年、復興社(国民党の情報機関)幹部訓練生の林楠笙は、優れた洞察力を買われ被復興社特務処上海区長の陳黙群に抜擢される形で上海へとやって来る。上海では、陳黙群直属の部下として地下共産党員の捕縛に携わることになる。陳黙群は共産党員の王志を捕縛行動を敢行するが、情報が漏れており王志は上海から脱出する。王志は南京で捕縛されたものの、陳黙群は処内にスパイがいることを確信し、林楠笙にスパイ探しを命じる。処内のスパイをあぶり出すべく、陳黙群は秘密裏に王志を南京から上海に移送、ホテルに収監し尋問を行う。王志は尋問に屈し、とある書店の店主阿木が共産党員であること、”郵差”というスパイが処内に潜入しているであろうことを暴露してしまう。陳黙群は資料室主任の顧慎言を疑っており、林楠笙を資料室に送り込む。監視の目がある中、顧慎言は王志が監禁されているホテルを突き止め、暗殺に成功する。しかし、”郵差”のあぶり出しを狙う陳黙群は王志がまだ生きているように見せかけ、南京への移送計画を強行する。王志が偽物であることに共産党は気付き撤退したことで、陳黙群の作戦は失敗に終わる。

申江大学潜入編

共産党の連絡所となっている康可尔珈琲館にいた朱怡貞が、共産党の連絡員であると踏んだ林楠笙は、陳黙群の指令の下、朱怡貞が通う申江大学に助教授として潜入し接触を図る。二人はすぐに親密になり、朱怡貞は林楠笙に国に対する想いを話す。そして、朱怡貞はついに林楠笙を組織に入れるべく自身の上司である”漁父”こと紀に紹介する。朱怡貞が共産党員であると確信した特務処は大学に乗り込む。朱怡貞は一度は大学から逃げたものの、林楠笙の部屋に戻ったために特務処に拘束される。林楠笙が朱怡貞の尋問を行う中、朱怡貞の部屋に共産党からの伝令を聞くためのラジオがあることが発覚する。このラジオに細工がされていることがバレれば、朱怡貞が共産党員であることは紛れもない事実となってしまう。林楠笙は朱怡貞宅に乗り込み、間一髪のところでラジオに細工された部品を取り除く。一方、紀文中と顧慎言は朱怡貞の父親の人脈を利用し、彼女を救うべく動いていた。朱怡貞の父親の活躍もあり、朱怡貞のスパイ疑惑は晴れ、さらには王志の件も含めて陳黙群を追い詰め、失脚させることに成功するのだった。朱怡貞は父親とともに香港に向かうことになるが、父親に自身が実は共産党員であることを暗に伝え、離別した。

池田英介編

陳黙群が上海を追われ、王世安が代理処長、顧慎言が副処長に就任する。陳黙群の直属の部下だった林楠笙には南京の訓練所に戻るよう辞令が下る。一方、王世安らはスパイの疑いがある日本人貿易商池田英介の調査を始めていた。上海に残りたい林楠笙は、ダンスクラブの藍心潔と、訓練所時代の同僚で今は軍を辞め日本人と取引をしている様子の左秋明の協力を得て池田の情報を掴み、そのことが評価され上海残留を決める。藍心潔は大金を積まれて協力したが、あまりに危険な任務だったことから林楠笙と決別する。林楠笙が得た情報から、上海処は池田英介が日本陸軍であること突き止め、事故に見せかけて暗殺したのだった。

軍統編

1939年、上海は日本軍に占領され、軍統と名前を変えた上海処も地下に潜っていた。胡義道は日本軍の諜報機関である76号に寝返り、林楠笙らを襲撃していた。そんな状況の中、陳黙群が上海に戻ってくるという知らせが入る。しかし、王世安がそのことを日本軍にリークし、陳黙群は下船したところを日本軍に拘束されてしまう。陳黙群は日本軍から寝返るように言われ、解放される。しかし、その直後に軍統の連絡所が爆撃される。陳黙群が情報を漏らしたためと判断した軍統は、陳黙群への処分を決定する。林楠笙は陳黙群を説得しに、単独で面談するが、王世安から射殺令を受けた部下の乱入より陳黙群は逃亡、行き場をなくした陳黙群は日本軍に寝返ることとなる。陳黙群を逃がしてしまった林楠笙は軟禁されてしまう。一方、汪兆銘政権樹立の祝賀会に日本軍の大物上村浄の登壇が決まる。軍統も共産党も上村暗殺に動く。軟禁されていた林楠笙は上海処の汚名挽回のため、上村暗殺すべく祝賀会が開催されるホテルに乗り込む。朱怡貞とともに潜入していた共産党の青年が上村を射殺するが、林楠笙と朱怡貞はホテルから脱出できなくなってしまう。翌日辛くも2人は脱出、林楠笙は朱怡貞に自分の銃を渡し、見送った。王世安は藍心潔を脅迫し、陳黙群の暗殺を目論む。藍心潔は自身の誕生日に陳黙群と食事の場を設け毒を盛るが、毒の効き目が早かったために逃げる機会を失う。不穏な空気を感じ、藍心潔を尾行していた林楠笙に救出される。

病院に搬送された陳黙群は回復し、上海に潜伏する抗日分子の掃討を本格的に開始する。朱怡貞と紀文中が潜伏していた店にも76号が現れ、紀文中は無線を爆破し消息不明となる。林楠笙と一緒にいた朱怡貞は、そのまま一時的に林楠笙のもとに身を寄せることになる。

日本軍はついにフランス租界にも進駐、軍統や共産党の連絡所を次々と破壊する。林楠笙らの特務処も攻撃を受け散り散りになる。王世安は逃亡中に陳黙群に捕まってしまうが、陳黙群と軍統との間を取り持つことを条件に解放される。林楠笙と顧慎言は陳黙群暗殺作戦を遂行するが失敗に終わる。そして総部からの陳黙群抹殺令は撤回されたことを知らされ、林楠笙らは王世安が陳黙群と手を組んだことを疑うようになる。
朱怡貞は外出からの帰りを警察に尾行されてしまう。林楠笙と朱怡貞は銃撃を受け、日本陸軍に拘束されてしまう。顧慎言は陳黙軍と接触を図り、2人を救出させた。

香港編

救出された林楠笙が目覚めると、そこは香港の日本陸軍病院で、旧友の左秋明がいた。肺を撃たれた林楠笙は重傷で、身分を偽り日本軍の治療を受けるが、林楠笙について調べ始める日本人が現れる。スパイとして潜入している左秋明に影響が及ぶのを怖れた林楠笙は、その日本人を事故に見せかけ暗殺して退院する。左秋明は林楠笙に内勤の仕事を手配するが、林楠笙の気持ちは浮かばない。しかし、ラジオで毛沢東の「論持久戦」を聞いたことで希望を見出し、そのことを左秋明と分かち合う。しかし、香港軍統の情報員が捕まったことで左秋明は身分がバレて捕まってしまう。その直前、左秋明は林楠笙に情報のありかを伝えていたのだった。左秋明は病院に搬送されたが、自決したのだった。彼の遺体引き取り先を探す広告が連日新聞に載り、林楠笙は耐えきれずに軍統上層部に引き取りを打診する。そこで、左秋明が共産党と繋がっていたことを知る。すると、ある日広告掲載がなくなる。林楠笙は左秋明が遺した情報を回収し、それを取りに来た紀中原と接触する。林楠笙は、朱怡貞父娘や彼らの同胞を香港から脱出させる帰郷証の偽装に協力し、彼らは無事に国内へと帰っていった。その中には、沈黙群が潜入させた孟安南も含まれていたのだった。林楠笙は南京にいるという顧慎言を救うべく重慶への異動を申し出る。

重慶編

重慶に戻った林楠笙は、汚職疑惑で拘束されている顧慎言の濡れ衣を晴らそうとする。しかし、明らかに誰かが顧慎言に濡れ衣を着せようとしているのに、総部が踏み込んだ調査をしないことに林楠笙は絶望する。そして、ついに紀原中から伝えられていた「官渡口」を新聞に載せ、共産党に正式に加入する。そんな中、顧慎言が脱走を図る。顧慎言と林楠笙は、ついに共産党員同士として再会を果たし、顧慎言は、自身が汚職事件の犯人として処分されなければ本来の共産党員としての身分が暴露してしまうことを危惧し、犠牲になろうとしていた。林楠笙には武器の隠し場所を教え、その情報を群島に報告することで、共犯者の疑いを晴らすと同時に事件解決の貢献をするように伝える。そして、顧慎言は自ら姿を現し射殺される。功績が認められた林楠笙は出世、共産党内でも顧慎言のコードネーム郵差を引き継ぐことになった。

終戦後編

時は流れ1945年8月、日本はポツダム宣言を受諾し降伏した。林楠笙は上海区副区長として凱旋していた。国民党内では、戦時中に日本軍に寝返った者たちの粛清が行われようとしていた。陳黙群は王世安と接触を図り、自分の部下を極秘に共産党に潜入させており、その人物の情報線と引き換えに自身を見逃すように交渉する。偽造証と船のチケットを入手し逃亡を図ろうとした陳黙群だったが、偽造証引渡しの場所が林楠笙に漏れてしまう。現場に現れた陳黙群から共産党のスパイについて聞き出そうとするも、その場に駆けつけた王世安によって陳黙群は射殺されてしまうのだった。王世安はスパイの孟安南と接触を図ろうとするものの音沙汰はなかった。一方、憲兵に子どもを殺された藍心潔を救うために林楠笙は藍心潔と結婚することになる。

1948年、国民党は敗戦の一路を辿っていた。そんな中、長年上海に潜入している共産党の情報網の中核“漁夫”の存在が国民党にも知れ渡っていた。国民党はまだ漁夫の具体的な情報は掴めてはいなかったが、林楠笙は漁夫である紀中原に注意を促す。

朱怡貞と夫婦として潜入していた孟安南は、軍統に戻るためついに王世安と接触を図る。王世安を信用させるため、朱怡貞の上役である紀中原の居場所を密告、紀中原は王世安に捕まってしまう。林楠笙は紀中原と単独で接触する機会を作り出し、国民党軍の栄将軍から重要情報を受け取る任務を命じられる。しかし、その任務達成のためには紀中原が犠牲になることが必至だった。林楠笙は藍心潔に協力を仰ぎ、紀中原が王世安に伝えた偽の接触現場を狙撃させる。しかし、藍心潔は撤退に失敗し自決、紀中原もその場で射殺される。

翌日、紀中原射殺事件は新聞の一面となり、朱怡貞らも彼の死を知ることとなった。林楠笙は栄将軍と接触し情報を受け取り、朱怡貞を元を訪ねる。ついに林楠笙は朱怡貞に真の身分を明かし本部に連絡を取るように告げる。その場にいた孟安南が沈黙軍そして王世安と繋がっていた国民党のスパイであると気づいた2人は、孟安南を撃退し逃亡を図る。孟安南からの連絡を受けた王世安が2人を追う。逃亡の末、腹を撃たれた朱怡貞は湖に落ち、林楠笙も後を追って湖に飛び込んだが、救出されたのは林楠笙だけだった。その後、左と名乗り小学校教師として働いていた林楠笙のもとに解放軍が現れる。人民解放軍となった林楠笙は朱怡貞を探し続けたが消息を掴めずにいた。かつての出来事や朱怡貞に想いを馳せる日々を過ごしていた林楠笙を呼び止める声がした、それは朱怡貞だった。

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