12月16日,上海メルセデスベンツアリーナにて第11回咪咕ミュージックアワードが開催され、周杰伦ジェイ・チョウ、TFBOYS、吴亦凡クリス、蔡依林ジョリン・ツァイ、薛之谦、张靓颖等16組のアーティストが出演した。ステージでは、27もの賞が発表され、その内、吴亦凡クリスが年間最優秀男性歌手、蔡依林ジョリン・ツァイが年間最優秀女性歌手の栄誉に輝き、リリースされたばかりの薛之谦の新作「渡 The Crossing」が年間最優秀アルバム賞を獲得した。
アワード開始直前のレッドカーペット、チェックのスーツに身を包んだ吴亦凡クリスは、ソロ曲「Deserve」でアメリカiTunesランキングトップに登りつめた初の華人歌手となったことに触れ、より多くの人に中国にはたくさんの素晴らしいアーティストがいるという事を知ってほしいと謙虚に述べた。
また、最新曲「B.M。」に話が及ぶと、吴亦凡は先日報道されたデマについて、「音楽により注目してほしい」と再度コメント。これは、15日に一部ネット上で吴亦凡が薬物を摂取したとする情報と動画が流されたことによる発言。報道後すぐにマネジメントオフィスから一連の情報及び動画が偽物であり、誹謗中傷であるという声明が発表されている。「何となく歌っただけなのにこのような誤解をされて、濡れ衣だと思う(※)。1人のアーティストとして、音楽自体に注目してほしい。音楽こそがそのアーティストの態度を最も表現するものだし、ベストなファンとのコミュニケーション方法。」とコメントしている。
(※あるイベントに参加した際、インタビューを待っている時に流れていた音楽に合わせて鼻歌を歌いながらリズムを取っている様子について、目が虚ろで薬物を摂取しているなどのデマが流された。)
白のジャケットに身を包み”白馬の王子様”スタイルで登場した薛之謙は、リリースしたばかりの最新アルバムについて言及し、アルバムの中では「高尚」の歌詞が一番気に入っているが、「駱駝」の曲がもっと良いとコメント。更に来年は再度ツアーを開催予定であると明かした。ステージでは、薛之謙は4曲を披露し、パフォーマンス中にジャケットを脱ぎ捨て会場のファンたちを魅了した。「年間最優秀人気男性歌手」の授賞のコメントの際には、謙友(薛之謙のファンの愛称)に対し、「僕を信じて信頼してくれてありがとう、素晴らしい作品を皆さんにお届けできるようにします。」と感謝の意を述べた。
薛之謙は、年間最優秀人男性歌手と年間最優秀彩鈴売上歌手、「高尚」が年間10大金曲、最新アルバム「渡 The Crossing」が年間最優秀アルバム賞を獲得し見事4冠に輝いた。 9月に大スキャンダルが発覚し、一時芸能の第一線から姿を消していた時期もあったが、その間にも音楽活動だけは継続していた。今回の4冠は、薛之謙の音楽と彼を信じたファンとともに勝ち得た賞だった。
王嘉尔ジャクソンもここ1年多くの素晴らしい音楽作品を発表してきた。今回のステージでも彼の爆発的なパフォーマンスが会場を魅了した。ジャクソンは、「MC、音楽、演出どのジャンルも好き、どの一面も自分自身である」とコメント。さらに「”クリスマスプレゼント”がある、2017年最後の作品を応援してくれている皆さんに贈る、来年はもっとたくさんのサプライズがある」と明かした。