2016年11月26日台北國父紀念館にて開催された第53回金馬奨授賞式典、今年度は主演女優賞がダブル受賞となりました。受賞したのは周冬雨と馬思純、出演作は「七月與安生」でした。
簡単に2人のプロフィールを紹介すると、周冬雨は1992年生まれ河北省石家荘出身の女優。彼女を世に知らしめたのは2010年のチャン・イーモウ張藝謀監督の映画「サンザシの樹の下で(原題:山楂樹之恋)」でした。今回の受賞コメントでも張藝謀監督への感謝を述べていました。馬思純は、1988年生まれ安徽省の回族出身の女優。映画「盜墓筆記」が記憶に新しいですね。
ダブル主演女優賞となった作品は曾国祥監督の映画「七月與安生(七月と安生)」、2016年9月14日に中国大陸にて公開されました。女性作家・安妮宝貝の同名小説を原作としています。あらすじを下記に簡単にまとめます。
<あらすじ>
13歳、中学生の七月(馬思純)と安生(周冬雨)は運命的な出会いを果たし友人となる。2人は水と火のように全く違う性格であったが、互いに引かれ合い、青春を共に過ごした。ある日、蘇家明(李程彬)という少年の出現で2人の関係は大きく変化していく。
安生は故郷を離れ北京で生活を始めることになった。安生が去った後も、七月と蘇家明の交際は続き、2人は同じ大学に入学し、卒業後には結婚をする約束をする。しかし、物事は七月の思うようには進まず、蘇家明との関係も安生との再会によって大きく変化していく。