サイトアイコン CHINA BLUE HUALAN

ダンス番組対決?愛奇芸iqiyi「熱血街舞団」VS優酷youku「這就是街舞」

※王嘉爾ジャクソンについては、12月28日時点で工作室から出演に関する声明が出ている状態。

来年ネットで配信される二大ストリートダンス番組のレギュラーが出揃った。愛奇芸iqiyi「熱血街舞団」には鹿晗ルハン、陳偉霆ウィリアム・チャン、王嘉爾ジャクソン、宋茜ビクトリアの4名が加盟。対する優酷youku「這就是街舞」には、黄子韜タオ、羅志祥ショウ・ルオ、韓庚、易烊千璽の4名。どちらにも、ダンサーとして実績がある歌手や、韓国でダンスグループのリードダンサーとして活躍してきた経歴の持ち主もいる。両番組の性質は非常に似ており、愛奇芸と優酷の一騎打ちの様相を呈している。さらに2番組の出演者のうち半分を韓国SMエンターテインメント出身者が占めているのだ(韓庚ハンギョン、 ビクトリア、ルハン、タオ)。K-POPファンからしてみると、EXO脱退組のルハンVSタオの構図にも映るかもしれない。

 

両番組とも制作チームには各企業トップクラスの人材が投入されている。「熱血街舞団」の総監督は愛奇芸副総裁・車澈であり、彼は以前燦星制作で監督を務め、人気番組「蒙面唱将猜猜猜」「蓋世音雄」などに携わってきた。その後、徐向東総監督と共に「舞林大会」「中国好舞蹈」を制作、愛奇芸に移籍後に今年人気を博したHIP-HOP番組「中国有嘻哈」を制作した。対して、「這就是街舞」は燦星制作による制作で、総監督は前述の星空伝媒副総裁の徐向東が務める。徐向東は、これまでに「舞林大会」「中国好舞蹈」「蒙面唱将猜猜猜」の制作に携わってきた。これまでの制作実績から見て、燦星は中国の制作会社の中でもトップクラスのインディーズ歌手やダンサーの資源をもつ会社であると言え、その資源は徐向東が掌握しており、同様に執行総監督であった車澈も掌握しているものであり、現在2人は別々に同ジャンルの番組を制作することになった。

 

ちなみにであるが、愛奇芸は百度グループ、優酷はアリババグループである。中国の二大IT企業がそれぞれバックについているという事も念頭に置きながら番組を観ると、また違う視点もあるかもしれない。

 

モバイルバージョンを終了