「大明皇妃·孫若微伝」は張挺監督の古装宮廷ドラマ。湯唯、朱亜文、鄧家佳、孫驍驍、呉越らが出演する。本作は蓮静竹衣の小説「六朝紀事」を原作とした、皇帝の寵愛を一身に受けた孫若微の物語である。「大明皇妃·孫若微伝」は12月末に、無錫にてクランクインし、主演の湯唯、朱亜文らが現場に現れた。本作は、湯唯にとって初めての時代劇という点も話題となっている。
さらに大きな注目を集めたのが、韓国の人気アイドルグループEXOレイ（张艺兴）の参加である。レイは、東方衛視「極限挑戦」に出演し、”小綿羊”というニックネームで中国国内で大ブレイクを果たした。俳優活動にも積極的に取り組んでおり、「極限挑戦」の共演者・孫紅雷主演ドラマ「好先生」、盗墓筆記シリーズ「老九門」、主演ドラマ「求婚大作戦(プロポーズ大作戦)」など人気ドラマへの出演が続いている。さらに、昨年は映画「カンフーヨガ」でジャッキー・チェンとの共演も果たした。
レイは本作で明の英宗朱祁鎮を演じるが、彼自身にとっても「大明皇妃·孫若微伝」は初めての時代劇出演となる。英宗朱祁鎮は孫若微の子であり、明朝第6代、第8代皇帝である。9歳で即位するも、宦官の専横を許し、土木の変では敵の捕虜となり、その間に弟が即位した。送還された後、奪門の変を経て再び皇帝となる。英宗の波乱万丈な人生を演じることは、レイにとって非常に大きな挑戦となるだろう。
【あらすじ】※百度百科より
明代永楽元年、御史大夫の景清は成祖朱棣(永楽帝)により族誅(一家全員処刑)となったが、長女の蔓姝は孫忠に助けられ、孫若微として育てられた。数年後、秘密勢力”清正教”の暗躍により、孫若微は野心溢れる漢王のもとに嫁ぐこととなる。しかし、彼女は東宮に入るも、偶然知り合った皇太孫・朱瞻基の妻となる。父の恨みを胸に抱きながらも、宮廷内の険悪な闘争を目の当たりにし、孫若微は成長していく。また、心優しい朱瞻基が彼女の心を癒し、最終的に孫若微は恨みを捨て、皇帝となった夫の補佐を務めることにする。朱瞻基亡き後の朱祁鎮、朱祁鈺両皇帝の執政時代を、孫若微は自身の機転を活かし明朝を危機から救う。
