陳学冬主演ドラマ『解密』第1~14集あらすじ
共産党建党95周年敬礼ドラマと銘打たれたドラマ『解密』、主演は陳学冬。
陳学冬が演じるのは主人公・自閉症の天才数学者・容金珍。容金珍の成長と、超難度の暗号・紫密と黒密に立ち向かう青春スパイ戦ドラマである。6月20日より湖南衛視にて現在放送中、視聴率、ネットでの再生回数も好調であり、ヒット作であると言えるだろう。
ドラマ『解密』は麦家の同名小説を原作としている。小説『解密』は2014年に出版された長編小説で、世界の図書館で一番多く所蔵されている中国語作品といわれている。英出版社・ペンギン・グループにより英訳され西洋諸国で発売されると、英語に翻訳された中国現代文学作品の販売記録を塗り替え、非常に高い評価を得た。
そんなドラマ『解密』ですが、ストーリーもたるみがなく良いスピード感で進んで行くので観やすいです。キャラクターも魅力的ですし、大きな評価を得ている小説が原作という事で面白くすっかり夢中で観ています。
ここまでの視聴分第1集から第14集までで丁度ひと段落ついているので、あらすじを以下に簡単にまとめておこうと思います。
1~14集 あらすじ
寧州大学にやってきた軍の701機関解読処長・鄭当、彼の目的は紫密と呼ばれる暗号を解く頭脳を持った人物を学生の中から探し出すこと。雨宿りをしていたところ容金珍と出会う。
ある問題を解いた者を採用すると告示する鄭当、容金珍が解いた解答を持ってきた趙棋栄に問題を解いた人物を連れてくるように命じ、容金珍を701に連れていく決意をする。孤児である容金珍の面倒を見ている校長に彼を連れていくと告げると、彼が自立した生活を送れない事を理由に反対されるが、最後は容金珍の701への入隊を承認する。かくして701へ入ることになった容金珍と趙棋栄。
701での訓練を受ける事となった容金珍と趙棋栄、同期には翟莉、韓冰、孟小雲、厳実、潘森。彼らとともに雷婷処長の下、3か月間の過酷な訓練に挑む。訓練生はその成績により、優秀者は北院と落第者は南院への配属となる。どの科目でも落ちこぼれの容金珍だったが、挫折しそうになるところを安能科長に支えられ訓練を乗り越える。しかし、雷処長は容金珍に及第点は与えず、彼だけが南院配属となる。
南院に配属された容金珍に、鄭当は安能を通じて誰にも秘密で紫密を解くように命じる。南院には王主任と中国将棋を打ち続ける男がいた。
一方、北院の6人はQ小隊に配属となる。
ある日、南院で仕事をこなす容金珍のもとに校長の訃報が届く。追悼式に参加したいと安能に懇願する容金珍は、寧州でのQ小隊の任務に無理やり同行してしまう。容金珍の行動がきっかけで任務は失敗、重要な部品が奪われてしまう。
自分の無力さを実感しながら南院に帰還した容金珍に王主任は暗号を解くように命ずる。その中で将棋の男から数式の書類を渡される。彼はかつて北院で紫密解読に従事し、果てに発狂してしまった劉一平科長であった。
奪われた部品を取り戻す任務の途中、安能が敵の襲撃を受け重体となり、そのまま帰らぬ人となってしまう。その葬式の際に、容金珍に最高機密である紫密を鄭当が渡したこと、それを彼が解いているという事が露呈しまい鄭当は禁固に処される。しかし、容金珍の数式を見た上層部が彼の北院への登用を決定、さらに容金珍の嘆願に応え鄭当の処分は撤回される。
かくして容金珍は北院で紫密を解く任務に正式に就くこととなった。