郭京飛主演コメディドラマ「我是余歓水」【あらすじ】【ネタバレ】
目次
作品紹介
郭京飛主演のドラマ「我是余歓水」は、余耕の小説「如果没有明天(もしも明日がなかったら)」を原作の現代ドラマ。
主人公の余歓水はとにかくふがいなく、うだつの上がらない中年。会社での業績は悪く、社内でも馬鹿にされ、妻にも見放され、長年の友人との金銭トラブルで絶縁してしまう。そんな余歓水の人生が急展開を迎えるというストーリー。
余歓水があまりにもだらしなく、うまくいかないので、不憫になってきますが、会社の不正事件に巻き込まれたり、余命宣告を受けたり、街のヒーローになったり、突然人生が動き始めます。
12話と中国ドラマにしてはかなり短い話数のため、とても観やすいと思います。現代の日常ドラマなので、言葉も難しくなく、サクッと楽しめるかなと。お時間あればチェックしてみてください~。
基本情報
タイトル:我是余歓水(我是余欢水)
英題:IF THERE IS NO TOMORROW
話数:12集
出演:郭京飛、苗苗、高露、岳暘,高葉,馮暉
公開日:2020年4月6日
あらすじ
余歓水は、会社での業績は最下位、我慢してその場をやり過ごすばかりのふがいない中年。仕事もうまくいかず、うだつの上がらない夫・余歓水に愛想を尽かした妻には離婚を切り出される始末。ある日、酒を浴びるように飲み体調不良で病院に行った余歓水は末期がんであることを宣告される。一方では、偶然にも会社の社長ら結託して不正を行っていること知る。
主な登場人物
余歓水(郭京飛)
会社での業績は最下位、仕事も家庭もうまく行かず、妻に愛想を尽かされ離婚を切り出されるふがいない中年。9年前に交通事故に遭っている。末期がん宣告を受けたことで人が変わる。会社の社長らが不正を行っていることを知り、彼らから金を脅し取ろうとする。また、偶然居合わせた傷害事件の現場で犯人を撃退し、一躍有名人となる。
栾冰然(苗苗)
余歓水がバーで出会った女の子。病人などのサポートをするNPO活動をしている。余命わずかの余歓水の願いを叶えようとする。
甘虹(高露)
余歓水の前妻。交通事故以来、ふがいない夫に呆れ離婚する。離婚後は、大学時代の元カレとよりを戻す。
趙覚民(岳暘)
余歓水の上司。欲深い人物。粗悪ケーブル工場の責任者で、粗悪ケーブル生産を主導している。分け前についてのUSBメモリを紛失したことを余歓水が盗んだと疑っている。
梁安妮(高葉)
余歓水の同僚。趙覚民、魏広軍とともに粗悪ケーブルの生産・販売に関与している。3人がカラオケ店の個室で分け前について話している際に、USBを紛失するが、それを余歓水のしわざと思っている。
魏広軍(馮暉)
余歓水の上司。粗悪ケーブルの分け前を話しているときUSBを紛失し、余歓水が盗んだもの疑っている。USBを取り戻すため、余歓水の昇格させ給料を上げる。
呂夫蒙(趙達)
余歓水の友人。かつて13万元を余歓水から借りていた。余歓水が前妻との関係を修復するため車を買おうとした時、返済を共有したが、様々な理由をつけて返さなかった。呂夫蒙の彼女の個展の場で余歓水と揉め、余歓水はようやく13万を返してもらうが、呂夫蒙との友情は失うことになった。
ざっくりネタバレ
会社での業績は悪く、社内でも馬鹿にされ、妻にも見放されている余歓水。妻との関係修復のため、車を買おうとするが金がなく、13万元を貸していた長年の友人・呂夫蒙に返済を要求するもなかなか返してもらえず、夫婦関係は悪化の一途。やけになった余歓水は茅台酒をあおり、二日酔いの体調不良で病院に行く。検査の結果、なんと末期がんを宣告される。
一方、KTVでの密会の場にたまたま乱入してきた余歓水が、不正についてのデータが入ったUSBを盗んだと思い込んでいる不正三人組は、あの手この手を使って余歓水の機嫌を取り、USBを取り戻そうとする。余歓水は、USBをコピーしたと脅し、金を要求する。さらに末期がんを宣告された余歓水は、自暴自棄になり、臓器売買組織に角膜を売る契約をし大金を手にする。
妻との離婚が成立した余歓水は、ある日傷害事件の現場に出くわし、犯人らを撃退する。その功績で余歓水は警察から表彰され、英雄として一躍有名人となる。あるトーク番組で末期がん患者であることを告白したことで彼の支持はさらに高まり、そこに目をつけたテレビ局の白副主任は宣伝に利用するようになる。だが、大病院で精密検査を受けた結果、末期がんは余歓水がレントゲン写真を取り間違えたことにある誤診であることが発覚する。白副主任は誤診であることを隠しながら、余歓水に末期がん患者として講演会を続けさせ、元妻や不正3人組も余歓水の気が狂ったと誤診を信じようとしない。
余歓水は、バーで出会った末期がん患者のサポートをするNPO活動をしている女子・栾冰然とともに山登りに行くことにする。不正3人組は、2人の後をつけ余歓水を亡き者にする機会を狙っていた。しかし不運にも、余歓水が撃退した傷害事件の犯人徐大炮の弟徐二炮と偶然遭遇してしまい、徐二炮は兄の復讐のために余歓水の命を奪うべく、2人をボロ船に連れ去る。山で出会った外国人カップル、不正3人組までもが徐二炮一味に捕まりピンチに陥る。
余歓水は、臓器売買組織に電話をかけ6人分の臓器販売を売ると契約し、現在地を送った。臓器売買組織の人間が来るまでに、最も卑劣なことを告白するゲームを始める。そこで余歓水は、9年前の交通事故の際、自分が運転していたにも関わらず、運転したのは後ろに乗っていて亡くなった友人だと嘘をついたこと、実はUSBは持っていないことなどを告白する。不正3人組もついに本性を現し、互いに裏切っていたことを告白する。すると、臓器売買組織の人間がやってきて、徐二炮を捕まえた。実は、臓器売買組織はすでに摘発されて存在しておらず、余歓水が連絡を取った相手は警察だった。
大ピンチから命からがら救出された余歓水はついに新しい生活を手に入れたのだった。