80名の俳優のギャラも若手タレントに及ばない?!「人民的名義」の監督が認める
6月15日 、第23回上海TVフェスティバルで「新エンターテイメントにおける高品質ドラマの育成」フォーラムが開催され、監督の李路、プロデューサーの張維、脚本家の李瀟、iqiyi副社長の戴瑩、プロデューサーの白一驄らドラマ界の著名人が出席した。
総合ドラマ市場指数、影響力指数、品質指数の三方面から「2017年始まって以来、ドラマの題材はラブストーリーや戦争ものが中心で、IPドラマ(小説や漫画、ゲーム原作の作品)もあなどれないが、視聴率や口コミは厳しく、両方の評価が高いヒットドラマの出現は難しい。視聴者の審美眼が高まる中、作品の品質を高めることが唯一の活路である。」と艾曼データCEO曹永寿は述べた。
「高品質なドラマをどのように育成するか」というディスカッションの中で、李路監督は「高品質なドラマには”品”と”質”の両方を兼ね備えている必要があり、シナリオの策定から最後放送され市場に認められるまでの過程には時間をかけて検証する必要がある。」と述べた。投資と品質との関連性についての質問に対しては、良い脚本は俳優と視聴者を動かすことができるとの考えを述べた。以前報道された「『人民的名義』の投資が1.2億元、40名のベテラン俳優のギャラは小鮮肉(人気若手男性タレント)に及ばない」という報道について李路は、「投資は実は9700万しかなく、全編80名の俳優たちのギャラが50%を占めている。」と、間接的に全出演者のギャラ総額が小鮮肉1人のギャラに及ばないことを認めた。
脚本家として、李瀟はドラマ制作の前期部分が重要で、ドラマの創作過程は確かに以前異なる点もあるが、自分のこだわりを持ち続ける必要があり、最適な俳優を探し、シナリオを書くことで高品質なドラマを作り出せると述べた。3年に及ぶ『武動乾坤』の制作はこの点を証明した。