公開延期の映画「芳華」、馮小剛監督が微博で心情を告白【全訳】
9月30日に公開が決定していた馮小剛監督作品、黄軒主演映画「芳華」が公開延期となったと伝えられた。本作は、すでに各地での舞台挨拶回りの段階に入っていた。24日の馮小剛監督の微博によると、「映画局と各スポンサーとの協議の上、各方面の提案を受け入れ「芳華」は公開日の変更に同意することにした」との事。24日に上海で行われた最後の舞台挨拶の場では、馮小剛監督が涙を流す場面もあった。
昨年公開された馮小剛監督作品「我不是潘金蓮」にも似たような状況が発生していた。元々9月30日公開が決定していたが、公開直前の9月19日に突然11月18日に公開日が変更されることが発表されたのだった。
【9月24日馮小剛微博日本語訳】
今日の上海での舞台挨拶を終え、「芳華」のプロモーション活動は暫定的に終了せざるを得なくなった。今日私は上海の映画館で観客を皆さんにお辞儀をし、同時にこれまで「芳華」を応援してくれた皆さんに感謝した。
元々今日は「芳華」公開まであと5日だったが、まだ始まってもいないうちに皆さんとお別れしなければならなくなった。私は誠実に皆さんに私の心情が悲壮なものであるとお伝えしなければならない。
ここ2日間「芳華」に関する報道が多く、この公開延期を前売りが順調でないための売名公明だという者もいる。これらの憶測に対して、私は全て真実ではないと言いたい。この映画のスタッフたちはこの映画のために苦労をいとわずにやってきた、流した汗も全て映画に対する純粋な愛だ。我々は皆さんよりも映画が上映されることを望んでいる。
最後に、すでに「芳華」の前売り券を購入した方に対してお詫びを申し上げたい。あなた方はこの映画を最も愛しているのに、結果として期待を裏切ることになってしまった。我々はチケット販売プラットフォームを通して返金の処理を行うつもりだ。それ以外に、私の微博を通して無料チケットを手に入れた3000人の皆さん、私の代わりにあなた方のご両親にお詫びを伝えて欲しい。公開が再度確定したら、まず最初にあなた方そしてあなた方のご両親に告知をし、以前手に入れたチケットとして数えよう。
春風が美しいころを待ち、また逢おう。さようなら、上海。さようなら、芳華。